情報通信分野の無線化に伴い、充電等の給電も無線化が期待されている。スマートフォン等で電磁誘導による無線充電が実用化されているが給電距離が短いという課題がある。一方で、レーザによる光給電の場合は遠くまで送電できるという特徴がある。更に、受光素子の光電変換効率の向上も期待できるという利点があり、通常の太陽電池では太陽光を受光した場合の光電変換効率は20〜25%程度であるが、レーザ光を受光した場合40〜65%程度まで高効率化が可能である。
本講演では、初学者にも分かり易いようにレーザと太陽電池の基本的な構造、動作原理などを最初に説明し、太陽電池が太陽光とレーザ光を受光する原理的な違いについて解説する。更に、水中での給電、屋内屋外での空間伝送、光ファイバによる給電など様々な光給電の応用例に触れ、各光無線給電応用例に用いられる受光デバイスの材料、特性、最新動向について詳細に解説する。
- はじめに
- 無線給電の現状
- 光無線給電の研究事例
- 光無線給電とレーザの波長
- レーザの基礎
- LEDとレーザの違い
- レーザ発振の原理
- 各種レーザの構造とその特徴
- 半導体レーザの構造と応用事例
- 太陽電池の基礎
- 太陽電池の動作原理
- 太陽電池材料の種類
- 太陽電池の変換効率
- 光無線給電での変換効率
- 光無線給電用太陽電池の開発事例
- 光無線・光ファイバ給電の技術動向と今後の展望
- 水中光無線給電
- 空間伝送型光無線給電
- 光ファイバ給電
- 今後の展望
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