(2012年9月27日 14:00~15:10)
(株) 野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタント
浅原 宏樹(あさはら ひろき) 氏
スマートフォン時代の到来により、通信キャリアにとって、爆発的に増えているデータトラヒックへの対応手段として進化を進めるネットワークにおいて、音声サービスをどのように進化させ投資効率を高めるかという戦略が、非常に重要となっている。 その一方で、通信キャリアの収益構造(ARPU) の中で、ちょうど昨今のタイミングでデータサービスに比率を逆転されたとはいえ、以前半分近くを占めている音声サービスにおいて、Lineなどに代表される音声系サービスにより、通信キャリアが予期せぬ形でその減少傾向を加速させる状況にもなっている。そのような市場環境の変化の中で、音声系サービスの将来像と、その市場への影響について、明らかにします。
(2012年9月27日 15:20~16:30)
ノキア シーメンス ネットワークス(株)
モバイルブロードバンド事業部 ソリューションマネージャー
柳橋 達也(やなぎばし たつや) 氏
2010年に商用サービスが開始され、ネットワークとして更なる成長が見込まれるLTEは、その大容量かつ高速な通信を活用したデータサービスが主な用途でした。今後、LTEが本格的な次世代携帯ネットワーク基盤となるためには、音声サービスのサポート(VoLTE) は避けて通ることが出来ません。同技術に関する先頃の総務省の発表からも、市場における関心の高さが見受けられます。 本講演では、現在のVoLTEを取り巻く状況を踏まえ、実現するための主要技術要素、商用化に向けての課題などを取り上げます。