わが国は他の多くの国々と同様に2050年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げており、これを達成するために様々な施策が行われている。わが国CO2排出量の約2割を占める自動車、船舶、航空機など運輸部門においては、電動化とともに世界的に既に技術が確立しているバイオ燃料の導入が検討されている。
2024年11月、経済産業省はガソリンに10%のバイオエタノールを添加する方針を決定し、将来はこれを20%に増やす計画である。また、持続可能航空機燃料 (SAF) を2030年に10%添加することを計画しているが、これもバイオ燃料が主体になると予想される。
さらに、バイオエタノールもバイオディーゼルも第二世代の技術が開発され、一部では実用化が始まっている。また、バイオ燃料を原料としたバイオプラスチックも既にわが国での使用が開始されている。このようにバイオエタノールやバイオディーゼルは日本でも新たな産業として今後、発展していく可能性が高い。
この講演では、主に輸送機関で使われるバイオエタノールとバイオディーゼルについて、その原料、製造方法、使用上の問題点とその対策について基礎的な解説をするとともに、第二世代も含めて今後のバイオ燃料の可能性について分かりやすく解説する。
- バイオ燃料とは
- バイオエタノール
- バイオエタノールの概要
- バイオエタノール導入の目的
- バイオエタノールの原料
- バイオエタノールの製造方法
- 低炭素ガソリン
- 直接混合方式とETBE方式
- ETBE方式
- 直接混合方式
- E10ガソリンの問題点と対策
- 第二世代バイオエタノール
- 第二世代バイオエタノールの概要
- 第二世代バイオエタノールの原料
- 第二世代バイオエタノールの製造技術
- 第二世代バイオエタノール開発プロジェクト
- バイオディーゼル
- バイオディーゼル概要
- バイオディーゼルの原料
- バイオディーゼルの製造方法
- バイオディーゼルの使用
- 第二世代バイオディーゼル
- 第二世代バイオディーゼルの概要
- 第二世代バイオディーゼルの製造技術
- 第二世代バイオディーゼルの性能
- 今後の展望
- バイオ燃料は畑で採れる石油
- Fl燃料への採用
- SAF (持続可能航空燃料) への利用
- プラスチック原料として
- 質疑応答
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