電力系統安定化の方向性と国内外の動向

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プログラム

I. CN社会・デジタル化社会に向けた系統安定化の必要性

(13:00〜14:10)

 かつて日本では、電力需要の増加に合わせ、電力系統の拡充とともに系統安定化技術を向上させ、電力供給の信頼度向上をより効率的に実現する努力を図ってきた。この文脈において、系統安定化とは、交流系統と同期発電機とで如何に機能分担を図るかに主眼が置かれていた。今日、直流の送変電設備や非同期発電機の割合が増えつつある中、新たな視点での系統安定化を考える時期にきている。  このような日本の電力系統および系統安定化の変遷、ならびに直流・非同期発電機の分野で先行する海外の動向紹介を行いつつ、今後日本が焦点を当てるべき系統安定化の方向性や、そこに向けたあるべき姿などについて詳説する。

  1. 系統計画と系統安定化の変遷
  2. 海外動向
  3. 将来への期待 (系統安定化への取組み)
  4. 将来への期待 (新規リソースの利用)
  5. 期待で終わらせないための取組み
  6. 質疑応答/名刺交換

II. 次世代の電力グリッドと系統安定化技術

(14:20〜15:30)

 世界ではエネルギー転換 (再生可能エネルギーの拡大、電化の進行) は着実に進行している。エネルギー転換にともない電力システムのすべての分野 (供給側、需要側、貯蔵側、グリッド) において柔軟性の強化が求められている。  このうち、パワーエレクトロニクス技術を応用した柔軟性強化のソリューション、特にHVDC、STATCOM/enhanced-STATCOM、蓄電池システム等による系統安定化について解説する。また、系統の慣性不足にともなうRoCoF (周波数変化率) の課題や「同期化力」に関する国内外の議論等について解説する。

  1. エネルギーシステムの変化と“4つの柔軟性”
  2. HVDCの急増とHVDCによる系統の安定化
  3. Enhanced-STATCOMによる系統安定化
  4. 蓄電池による系統安定化
  5. 低慣性、同期化力、RoCoF、周波数検出について
  6. 質疑応答/名刺交換

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