容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回)

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電力システム改革は、調整力公募から始まり、容量市場・需給調整市場等の新規開設に至り、その結果、市場参入者を飛躍的に増加させました。斯様な競争環境の下、需要家の選択肢拡大は一定の成果を上げる一方、電力需給ひっ迫など「安定供給」に関する課題や市場流動性の低さも懸案事項となっています。2月には「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定されましたが、容量市場と需給調整市場、及び導入が検討される同時市場は、今後はどのように進化を挙げていくのでしょうか。  当該講義では、これら市場の基本的な仕組みや位置づけ、制度の在り方と共に、制度設計の最前線議論を、電気事業の本質を踏まえた上でわかりやすく紐解きます。エネルギー政策の憲法とも言える「エネルギー政策基本法」起草に携わり、現在は資源エネルギー庁及び電力広域的運営推進機関で審議会委員を務める講師により、第1回目は「ゼロから学ぶ電気事業と容量市場」と題して容量市場の基礎論・本質論を、第2回目は「ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場&同時市場」と題して、需給調整市場の基礎論・本質論と同時市場との関係性を解説いたします。

第1回 ゼロから学ぶ電気事業と容量市場

(収録日: 2025年5月28日 13:00〜15:00)

  1. そもそも論:電力システム改革とは
  2. ゼロから学ぶ容量市場
    1. なぜ容量市場が必要なのか
    2. 海外における容量市場の状況と課題
    3. 日本の容量市場の基本的スキーム
    4. メインオークション・これまでの評価と課題
    5. 追加オークション・これまでの評価と課題
    6. 長期脱炭素電源オークション
    7. 予備電源制度
  3. まとめ 〜KW価値について共有させていただきたいこと〜

第2回 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場

(収録日: 2025年6月13日 13:00〜15:00)

  1. そもそも論:電力システム改革とは (第1回復習)
  2. ゼロから学ぶ需給調整市場
    1. なぜ需給調整市場が必要なのか
    2. 需給調整市場のキーワードと今後の方向性
    3. 需給調整市場で取引される商品
      1. 三次調整力2
      2. 三次調整力1
      3. 二次調整力1と2
      4. 一次調整力
    4. 同時市場との関係性と制度設計の現在位置
  3. まとめ 〜2050年に向けた電力需給調整の行方〜

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