インクジェットインクの設計と求められる物性、最新動向

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インクジェット技術は、エレクトロニクス、機能性材料、捺染、3Dプリントなど多岐にわたる分野へと拡大しています。
本セミナーでは、インクジェットインクの基礎から水性・UV・ソルベントインクの概要とシステム設計、要求性能に合わせたインクの設計、最新の技術動向、特許情報を基にした市場のトレンドや注力企業の動向を詳しく解説します。
インクジェットインクの応用展開については、デバイス (有機EL・導電性材料) 、セキュリティ・機能性インク、デジタル捺染、立体形成・加飾などの企業の特許出願状況や展開例を取り上げ、インク設計の具体例や市場競争の状況について解説いたします。

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プログラム

1980年代から本格化したインクジェット技術。家庭用プリンタ、オフィスプリンタ用のインクについては、ほぼ完成の領域に達している。現在は、デジタル化の波に乗り、市場規模が大きく拡大する商業印刷 (オフセット紙、軟包装、段ボール 等) への対応を中心に、各社が鎬を削っている。最新の状況をまず把握してもらう。  また、応用展開については、進展が著しい。捺染が先行しているが、デバイス関連のディスプレー形成技術や導電性、絶縁性付与技術もいよいよ本格化し、楽しみな状況となっている。3DプリンタもUVインクによるマテリアルジェット方式に加え、粉体材料に対するバインダージェット方式が有力となっている。  本講座では、現状から将来に向けてのインクジェットインク技術全般について、解説する。

  1. インクジェット技術の現状
    1. インクジェット技術の変遷
    2. インクの分類と概要
      • 水性
      • UV
      • ソルベント
    3. システム設計
      • ヘッド
      • プロセス
    4. 化学物質の管理
  2. インクジェットインク関連の最新特許動向 (2016年〜2024年)
    1. 特許状況
    2. 有力企業情報
  3. 水性インクジェットインク設計 (ラテックスインク 等)
    1. 要求性能とその対応
      • 画質
      • 吐出
      • 信頼性 等
    2. 構成材料の現状と選定の指針
      • 色材
      • 溶剤
      • 樹脂
      • 添加剤
  4. 実践インク設計 メデイア別インク設計の考え方
    1. 普通紙対応インク
    2. 塗工印刷紙 (オフセット紙) 対応インク
    3. 軟包装対応インク (白インク設計を含む)
  5. インク製造技術とトラブル防止
    1. チェックリスト
    2. 製造工程 留意点
  6. 応用展開分野 インク技術動向
    1. 公開特許解析 (2022年〜2024年)
    2. デバイス対応
      • ディスプレー
      • 導電インク 等
    3. 情報対応
      • セキュリティインク
      • 温度検知インク 等
    4. 捺染インク技術
      • 従来捺染デジタル化
      • 昇華
      • 顔料
      • DTFプリンタ 等
    5. 立体形成対応インク
      • 3D
      • 建材/加飾
      • パッケージ
      • 可食インク 等
  7. まとめ

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