ポリマー材料との複合化に用いられるフィラーは、近年ではポリマーの特性向上や新機能の付与のための無機・有機化合物として注目されている。フィラーには、球状・板状・繊維状の多様な形状を有する化合物があり、そのサイズも数10μm〜数nmの幅広いサイズのものが使用されることから、多様な用途での要求特性に合わせた配合設計・分散技術・成形加工技術を適用させて行くことが求められる。
本セミナーでは、高分子材料におけるフィラーの機能と作用機構、各種フィラーの特徴・機能、分散性制御・コンパウンド技術、評価・解析法、フィラーを用いた高分子材料の材料設計・特性制御技術、ナノコンポジット材料の特徴・機能について概説する。
- 高分子材料におけるフィラーの作用機構と機能付与
- 高分子材料の特性に及ぼすフィラーの役割と機能
- フィラー充填高分子材料の特性要因に及ぼす複合則
- 各種フィラーの特徴、機能と用途
- 炭酸塩
- 酸化物
- ケイ酸塩
- 水酸化物
- 窒化物
- 炭素類
- フィラーの分散状態評価と高次構造解析
- 光学顕微鏡観察法
- 小角X線散乱 (SAXS)
- 三次元形態観察
- フィラーを使用したポリマーの特性制御
- 熱伝導度
- 電気伝導度
- 機械的特性
- 熱的特性
- 成形性
- コスト
- まとめ
- フィラーの分散性制御と特性制御
- フィラーの分散状態が特性に及ぼす影響
- フィラーと分散剤の間の特異性と選定
- フィラーの表面処理技術と特性に及ぼす影響
- 樹脂/フィラーのコンパウンド技術
- フィラーを用いた高分子材料の材料設計・機能付与・特性制御技術
- 低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレン・ブタジエンゴム系コンパウンド
- 自動車外装用ポリカーボネート系ポリマーアロイ
- 電線被覆材向けポリエチレン系ノンハロゲン難燃材料
- 電気・電子機器筐体向けポリスチレン系ノンハロゲン難燃材料
- ナノコンポジット材料の特徴・機能・製法
- ナノコンポジット材料の特徴と用途 種類、分散状態とその因子
- ナノコンポジット材料の機能とナノフィラーの種類 歴史と用途
- ナノコンポジット化による特性の向上と機能付与
- ナノコンポジット材料の製法
- ナノコンポジット化による高分子材料の機能付与・特性制御技術
- ポリアミド/モンモリロナイト系ガスバリア性ナノコンポジット材料
- 5G/6G時代の高周波対応プリント基板用低誘電損失絶縁材料におけるナノコンポジット系難燃化技術
- 高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド
- 精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
- 可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発
- ナノコンポジット系ノンハロゲン難燃化技術による低誘電フィルム材料の開発
- フィラー充填高分子材料の最近の技術動向
- 機能性ナノコンポジット材料
- 環境対応型天然物フィラーの種類と応用
- 機能性超分子集合体系コンポジット材料
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2025年9月17日〜27日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は別途、送付いたします。