分析化学・機器分析の効率的な進め方

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本セミナーでは、分析を効率的に進めるための考え方や方法、研究開発・品質管理等の業務に応用する手順・方法について詳解いたします。
分析の基礎から、各分析の特徴、分析の組み立て方・進め方、試料の採取・前処理、試薬・実験器具の取り扱い、測定、データ処理、分析結果のまとめとレポート作成、分析機器の管理までを解説いたします。

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プログラム

今日の社会において、分析は品質管理、研究開発、教育、医療など多くの場面で用いられており、機器分析や化学分析の場面を目にする機会は多い。一方、単に分析機器を導入しオペレーターを配置しただけでは分析業務が円滑に進まないことも多々ある。分析を効率的に活用して業務へ応用するためには、分析機器の操作方法を習得するだけでは不十分であり、分析原理や分析対象となる試料の知識に加えて「分析の使い方」を熟知しておく必要がある。分析を学ぶ上では、分析化学や機器分析の書籍は非常に役に立つが、タイトルに「分析」と付いたほとんどの書籍には分析の原理や分析事例に関する記載はされているものの、分析の組み立て方や分析の進め方といった実務的な記載はされていないことが多く、分析によって明らかにされた事象を業務へフィードバックする手順と方法は経験に基づくノウハウとなっている。  本講座は分析を専門としていない方やこれから分析に携わる方が分析を効率的に使えるようになることを目的としており、「どのように分析を進めるのか?」、「分析でできることは何なのか?」という視点から分析に携わる上で礎となる事項の説明を行う。

  1. 分析の基本
    1. 分析とは?
    2. 化学分析と機器分析
    3. 研究開発・不具合解析・品質管理における分析の必要性
  2. 分析によって明らかになること
    1. 分析で何ができるのか?
    2. 定性分析
    3. 定量分析
    4. 分離分析
      1. HPLC (高速液体クロマトグラフィー)
      2. GC (ガスクロマトグラフィー)
      3. MS (質量分析法)
    5. 微量分析
      1. ICP-AES (誘導結合プラズマ発光分析法)
    6. 状態分析
      1. FTIR (フーリエ変換赤外分光法)
    7. 表面分析
      1. XPS (X線光電子分光法)
    8. 局所分析
      1. SEM-EDS (走査型電子顕微鏡エネルギー分散型X線分光法)
  3. 分析の進め方
    1. 分析の組み立て方
    2. 分析の3要素
    3. 分析目的の明確化
    4. 試料採取
    5. 試料前処理
    6. 測定
    7. データ処理
    8. 分析結果のまとめ
  4. 分析に必要なテクニック
    1. 試料の取り扱い
    2. 具体的な試料採取方法
    3. 代表的な試料前処理技術
      • 切断
      • 粉砕
      • 溶液化
      • 抽出など
  5. 分析機器管理の基本

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