本セミナーでは、ホログラフィー技術の基礎から応用までを体系的に学ぶことを目的とし、前半ではホログラフィーの原理と、薄いホログラムおよび厚いホログラムの回折特性について解説いたします。
また、ホログラフィーの応用の中でも特にAR/MRグラスに焦点を当て、ホログラフィック導光板の技術と最新の研究動向について紹介いたします。
ホログラフィーは、光波の振幅と位相の情報を同時に記録・再生することで、三次元像を再構成する光学技術です。近年では、ディスプレイ、セキュリティ、光計測、光メモリーに加え、ARグラス用の光学素子としても高い関心を集めています。 本講演ではまず、ホログラフィーの基本原理を丁寧に解説し、波面の記録と再生の仕組み、ホログラムの分類、ならびに代表的な記録材料について整理します。次に、ホログラムの光学応答を理解するうえで鍵となる回折理論について、薄いホログラムと厚いホログラムの対比を通じて詳述します。最後に応用例として、ARグラスに用いられるホログラフィック導光板の構造と光学的課題を概説し、宇都宮大学で進めている最新の研究事例とともに、その技術的可能性と今後の展望を考察します。
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