炭素繊維強化プラスチック (CFRP) 基礎から最新活用まで

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーは、CFRPの基礎から解説し、金属代替材料としての利用のポイント、環境対応でのCFRPの現状・課題、自動車等への期待など最新動向を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

炭素繊維強化プラスチックは究極の複合材です。すなわて、きわめて強度剛性の高い炭素繊維とその真逆のプラスチックが複合化した材料です。このため、複合した際の物性挙動、そもそもの複合化の方法は特異性が強い材料です。  軽量であるがきわめて強度が強いことから航空機では必須の材料であり、高圧水をタンクとしても欠くべからざる材料になってます。風車の大型化もCFRPの交換によるものです。脱炭素のために機器・装置で必須ながら、CFRP自体は製造時に大量の発生する炭酸ガスが課題となってます。  CFRPの特殊な物性、製造方法、利点欠点といった基礎を解説します。またその活用状況を事例を交えて整理します。  基礎と応用状況を理解できるとともに、カーボンニュートラルの視点や展示会レポートなど、最新の情報を得ることができます。

  1. はじめに
    1. プラスチックとは
    2. 炭素繊維とは
    3. CFRPとは
    4. 複合材としての物性
  2. 力学特性と設計の概要
    1. 複合則
    2. 積層板理論
    3. 破壊則
    4. CAE
  3. 複合化・成形加工法
    1. 加工法の整理
    2. 各方法の利点と欠点
  4. 金属代替としての検討ポイント
    1. 金属材料とCFRPの違い
    2. 要求特性とコスト
    3. マルチマテリアル化と接着接合
  5. CFRPの評価・観察方法
    1. 物性評価、界面評価
    2. 部品評価
      • マクロ計測
      • ミクロ観察
    3. 近年の観察法 各種
      • 空中超音波
      • 非接触赤外線
      • 光ファイバー
      • 位相イメージング
  6. 最新活用状況
    1. 水素燃料自動車・列車の高圧水素タンク
    2. 空飛ぶクルマ・ドローン、航空機
    3. カーボンニュートラルの視点での順風・逆風
      • 水素の貯蔵と運搬、風力発電
      • 炭素繊維正常時の炭酸ガス
      • CFRPのリサイクル動向
    4. EU ELV規則 自動車での禁止案の動向
    5. 最新展示会から

受講料

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信セミナーをご希望の場合

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合