第1部 『ICH-GCP、欧米の規制要件から見た国際共同試験における留意点
~国際共同試験のSOPを作成する上で考慮すべき点~』
(2012年10月12日 10:15~12:15)
ICH-GCPとJ-GCPとの違い、FDA及びEMAの臨床研究に係る規制を理解することにより、国際共同試験のSOPを作成する上で考慮すべき点を理解する。現状の規制に加え、欧米の新たなガイドライン等を理解することにより、今後の臨床試験のトレンドを推測する。
- 国際共同試験
- ブリッジング試験から世界同時承認へ
- 国際共同試験を実施する上での留意点
- ICH-GCP
- J-GCPとの相違点
- 日本と欧米での運用上の相違点
- 今後の展望
- 欧米の規制
- 欧米のガイドライン
- Risk Based Monitoring
- 安全性に関する新たなガイドライン
- 今後の展望
- 治験以外の臨床研究に関して
- Quality Management
第2部 『外資系企業のグローバルSOPを日本で適用すると何が起こるか?
~規制要件の違いと当局査察に伴うSOPの企業間バリエーション~』
(2012年10月12日 13:00~15:00)
国際共同試験の増加に伴い、治験依頼者の要求する試験実施手順は多様化している。これは、各治験依頼者SOPのバリエーションにその一因がある。
本講演では、これらの多様な試験実施手順の背景にある海外規制要件、海外当局査察および治験依頼者のSOPを具体的な事例で紹介し、対応策を参加者とともに検討する。
- 臨床試験に関わる国内外の規制要件
- 外資系企業のグローバルSOPの作成プロセス
- SOP改訂に影響を及ぼす要素
- 治験依頼者によって異なるSOP
- 治験依頼者 vs. 試験実施医療機関
- スマートな試験実施のために
第3部 『日本のCRAから見たアジアの施設、アジアのAuditorから見た日本の施設』
(2012年10月12日 15:10~17:10)
Asiaの数カ国で実施したコンタクトレンズの治験において、実際にCRAとして担当した香港の治験実施施設の実状を、治験の手順に沿って紹介します。また、日本で実施したGlobal Studyにおいて、アジアのAuditorが日本の治験実施施設に対して指摘した事項を紹介します。
第1部:日本のCRAから見たアジアの施設
- Site Qualification (施設へのFirst Contactから選定まで)
- Site Initiation (施設でのInitiation Meeting)
- 治験用資材の提供
- Initiation Meetingで説明する事項
- Site Monitoring (症例登録後のSDVなど)
- Site Closeout Visit (治験終了時)
第2部:アジアのAuditorから見た日本の施設
- 原資料の不備に関する指摘
- 有害事象の追跡の記録に関する指摘
- 施設スタッフのトレーニング記録に関する指摘
- 施設スタッフの業務分担に関する指摘
- 設備の保守点検記録、補正記録に関する指摘
- 必須文書の英訳に関する指摘