機械技術者のための仕様書の読み方・書き方

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本セミナーでは、機械設計、機械装置・機械設備の製作について取り上げ、製作に必要な基本条件、良し悪し、読み方・書き方、情報のすり合わせ方などトラブルを起こさない仕様書の基本について詳解いたします。

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プログラム

機械装置や機械設備を製作する場合、多くの専門メーカーの製品を使用し、また専門メーカーに設計・製作を依頼することになります。またメーカーは顧客に充分満足してもらえる製品を製作し、顧客の信頼を勝ち得ることが命題となります。この命題を勝ち得るためには何が必要でしょうか。依頼する側、依頼を受ける側の双方がお互いの意志を正確に疎通させるための唯一の書面が仕様書です。  一枚の仕様書が書けるようになるには、長い経験と多くの成功、失敗、諸先輩のアドバイスを受けなければ習得には時間を要する。したがって経験が特に反映されることから仕様書が正確に作成できる能力、書かれた仕様書を正しく解釈できる能力を持つことは、それだけ機械設計者やエンジニアにとって難しいことであり、この能力を習得できてはじめて一人前といえます。  仕様書は購入する側と納入する側に大別されます。主要な仕様書は、機械装置、機械設備を購入するための購入仕様書、設置・据付や施工などの工事をしてもらうための工事仕様書、メーカーや取引先が顧客に提出する見積仕様書、製作仕様書となる。顧客とメーカーの仕事のスタートとなる購入仕様書と見積仕様書に重点を置き、さらに工事仕様書作成にも触れながらポイントになる必要な情報のすり合わせ方、仕様書の読み方および書き方について解説します。

  1. トラブルを発生させない仕様書作成の基本条件
    1. 基礎知識
    2. 実務編
  2. 仕様書を作成するときに不足している知識はどう集める
    1. 知識が社内にないときはどう集める
    2. 仕様書の作成において「よしあし」はなにでわかるか
    3. その他補足になにを書くか
  3. 機器・装置の個別仕様書の書き方
    1. 購入仕様書の分類
    2. 専門メーカーの標準化された、または類似装置・機器の仕様書
    3. 実績のあるメーカーに条件を提示して製作させる場合の仕様書
    4. 設計に必要な資料を提供して中小企業に製作させる場合の仕様書
    5. 自社設計図面と製作要領に基づいて製作させる場合の仕様書
    6. メーカーとの技術協力によって開発・製作する場合の仕様書
  4. 図面や取交し書類のチェック、検査・検収、打合せ議事録
    1. 図面や取交し書類のチェック
    2. 検査・検収
    3. 議事録・記録
  5. 機械設備の工事に関する仕様書の書き方
    1. 工事仕様書の種類
    2. 据付・組立工事仕様書
    3. 配管工事仕様書

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