塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーでは、最終塗膜に至るまでの段階 (分散系の設計、製造、貯蔵、塗膜形成) でそれぞれの段階に応じて、良好な分散状態を維持するための各段階での設計の考え方、分散状態の評価方法、制御方法を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

顔料などの微粒子の機能を最大限に発揮させるためには、最終的な塗膜中での分散状態を制御する必要がある。最終塗膜になるまでには、分散系の設計、製造、貯蔵、塗膜形成 (塗布・乾燥) の過程を経るが、それぞれの段階で良好な分散状態を維持する必要がある。本セミナーでは、各段階での設計の考え方、分散状態の評価方法、制御方法を解説する。

  1. 微粒子間に作用する力
    1. 粒子径と表面自由エネルギー
    2. 粒子間の引力
    3. 粒子間の反発力
    4. 粒子間の力の制御方法
  2. 分散状態と分散系の性質
    1. 微粒子の光学的性質
    2. 分散状態が塗料や塗膜に及ぼす影響
  3. 分散系の評価技術
    1. 分散度の評価技術
      1. 粒子径の評価方法と特長・留意点
      2. 間接的な評価方法と工程管理への応用
    2. 安定性の評価技術
      1. レオロジーによる凝集レベルの評価
      2. 経時安定性
  4. 分散系の設計と製造
    1. 分散系の設計と留意点
      1. 分散の単位過程とそのポイント
      2. 原材料の特性と評価技術
      3. 分散配合設計の考え方
      4. 分散剤の利用技術
    2. 分散系の製造と留意点
      1. 分散機の種類と特長・選定方法
      2. 微分散を達成するには
      3. 過分散とはなにか その防止方法
      4. 製造トラブルと対策
    3. 貯蔵時の留意点
      1. 経時凝集
      2. ヘテロ凝集とゼータ電位の制御
      3. 沈降と対策
      4. 層分離と対策
    4. 塗装時の変色トラブルと対策
  5. 塗膜中での粒子の分散状態制御
    1. 塗膜中での粒子の分散状態の評価
    2. 塗膜形成過程における粒子の凝集と対応策の実例
    3. 異種粒子によるヘテロ凝集を利用した分散状態の制御

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合