押出・延伸・冷却による構造制御と可視化・解析による機能発現の最適化

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本セミナーでは、高分子材料について基礎から解説し、レオロジー・構造制御・解析手法・成形現象について、不良の回避、高機能化、スケールアップの視点を交えながら解説いたします。

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プログラム

フィルム成形技術や成形材料に関する基礎的な技術を紹介する。また、各成形技術の実験解析や理論解析を通して、フィルム成形でしばしば問題となる不良現象の発生メカニズムやその対処法、物性や成形性を支配する成形過程の挙動に関しての評価技術について紹介する。さらに、最近注目されている高機能フィルムの動向や市場についても紹介する。

  1. フィルム成形に重要なレオロジーと成形加工性
    1. 剪断粘度
    2. 伸長粘度
    3. メルトテンションと成形加工性
  2. フィルム用材料の特徴
    1. フィルム成形用PEおよびPPの構造と成形性・物性
  3. 押出機内の樹脂劣化の定量解析と劣化防止
    1. 酸化劣化のメカニズム
    2. スクリュー形状と劣化
    3. 劣化防止対策
  4. ダイの不良現象可視化観察とそのメカニズム
    1. ダイ内の可視化による不良現象の把握
    2. シャークスキン、メルトフラクチャーの発生原因と対策
  5. インフレーション成形の理論解析と物性予測
    1. インフレーション成形の理論解析
    2. 成形条件と物性の関係および物性の支配因子
    3. スケールアップ則
  6. 溶融キャスト成形のネックインおよび成形不安定現象
    1. ドローレゾナンス現象と理論的解釈
    2. ネッキング量の予測および樹脂とネッキングの関係
    3. 成形条件と物性の関係
  7. 原反シートの冷却解析と高透明化技術
    1. 原反シート成形における冷却計算と冷却条件による高次構造の変化
    2. 原反成形時の結晶化時間と結晶化度、球晶生成、透明性の関係
    3. シート成形条件制御による高透明化技術
  8. 延伸挙動の可視化解析と実用評価技術
    1. 一軸、二軸延伸過程の延伸挙動解析と少量評価技術
    2. 二軸延伸過程の可視化
      • S-S曲線
      • 3軸配向評価
      • 球晶
      • 位相差
      • 分布価
  9. 延伸フィルム成形工程の延伸挙動解析と高機能化
    1. 延伸過程の理論解析と厚み精度予測・高速薄膜化
    2. 理論解析による樹脂設計
    3. 高機能フィルムの最近の動向

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