メンタル不全の発症原因は、(1)職場の人間関係、(2)キャパシティを超える量・レベルの仕事、(3)健康不良、が主で、すべて会社が原因とされます。また、職場復帰後も負荷をかけて再発することを恐れるあまり、一人工の業務量を担当させることをためらう傾向があります。またメンタル不調者も周囲の気遣いが逆に負担となり、身の置き場に苦慮します。その結果、職場の雰囲気が微妙なものとなり、組織マネジメントに支障を来たしています。本件はメンタル不調者のみならず、その上司・同僚を巻き込んだ大問題であり、それを放置することは大きなリスクです。
20年前、講師は長年続いた過重労働が原因で病に倒れ、緊急入院した経験があります。また上司 (製造部長) もメンタル不全発症により、復帰後閑職へと異動させられました。当セミナーは文字通り一敗地にまみれた2人が(1)職場復帰後に何をやったのか? (2)その結果、会社に何をもたら したのか?についてお教えする実践的内容ですので、メンタル不調者の処遇にお困りの皆様には、きっとヒントになることでしょう。
- 講師とその上司の敗者復活事例 … 体験談
- 過労で倒れるまでの経緯 … 講師
- 社内コンサルとして実施した事項
- メンタル不全で倒れるまでの経緯 … 上司
- ISO9001管理責任者として実施した事項
- メンタル不調者の処遇について
- メンタル不全の発症原因とその特徴
- メンタル不調者の職場復帰後の問題点
- メンタル不調者は「職場のお荷物」ではない
- TMS研の推奨する職場復帰サポート方法
- メンタル不調者の処遇により、設計部門の業績と未来は大きく変わる
- 後方支援部隊として実施すべきこと … 事例紹介
- 後方支援部隊の守備範囲
- 業務のマトリックス図
- 重要度大・緊急度低の業務とは?
- 業務改善活動
- 職場快適化活動 … 事務所
- 5Sサークル活動 … 現場
- 改善報告活動
- 知的財産の共有化データベース構築
- ビジュアル版管理規格作成
- 使えるマニュアル作成
- 業務改革活動
- 設計業務の実態の「見える化」
- 経営品質計画書の開発
- 製品含有化学物質調査回答業務の改革
- 会議・活動・委員会の5S
- 業務目的体系表による業務ムダ取り活動
- その他
- 失敗まんだら分析法の開発
- 社内コンサル育成
- 後方支援部隊活動が会社にもたらしたもの
- 職場風土活性化
- 事務所
- 現場 … 正社員主体
- 現場 … 派遣向上
- 従業員定着率向上
- 現場 … 派遣社員主体
- エピローグ
- 一度はつぶれた2人が起こした奇跡
- 主力製品の無期限出荷停止処分解除
- ISO9001認証はく奪阻止
- 質疑応答