開発担当者が習得すべきクリティカルシンキングの習得とチェックリストからの脱却

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本セミナーでは、ICH E6 (R3) でも明示されている「クリティカルシンキング」に焦点を当て、ロジカルシンキングとの違いから、その本質的な思考プロセスを開発現場での実例を交えて解説いたします。

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プログラム

医薬品開発の現場では、チェックリストに従うだけの「作業」ではなく、状況に応じた判断力を持った「仕事」が求められています。  本セミナーでは、ICH E6 (R3) でも明示されている「クリティカルシンキング」に焦点を当て、ロジカルシンキングとの違いから、その本質的な思考プロセスを、開発現場での実例を通じて学びます。単なるガイドラインの理解にとどまらず、自ら問いを立て、本質を見極めて行動する力を身につけることが目的です。また、QbD・CTQ要因の考え方や、チェックリスト思考から脱却する実践的アプローチも解説します。これから開発に携わる方々や指導者にとって、現場ですぐに活かせる知見と視点を得る貴重な機会となるでしょう。

  1. はじめに
    1. セミナーの目的とゴール
    2. 製薬業界における「考える力」の重要性
  2. クリティカルシンキングとは
    1. 定義と意義
    2. ロジカルシンキングとの違い
    3. なぜ今、クリティカルシンキングが求められるのか
  3. ICH E6 (R3) に見るクリティカルシンキングの位置づけ
    1. 新ガイドラインでの明記とその背景
    2. ICHが求める「思考の質」
  4. チェックリスト思考の限界とリスク
    1. 実例に見る「言われたことだけ実行」の弊害
    2. 「作業」と「仕事」の違いを理解する
  5. 開発現場の具体的な事例に学ぶ
    1. 重症度の幅と組み入れ基準による試験結果への影響
    2. 肝機能異常の評価と早期兆候の見落としリスク
    3. 同意説明文書と患者視点の工夫
    4. QOL改善薬と安全性評価の考慮点
    5. 米国承認→国内展開戦略に潜む落とし穴
    6. TPP活用と添付文書との関連性
    7. CRF整合性の重要性と確認の視点
    8. PMDAとの相談戦略
      • 質問の仕方
      • 主張の出し方
    9. 当局相談での第一印象の重要性
    10. 対照薬選定と経済的判断のバランス
    11. 無理なスケジュールとその代償
    12. 力価設定ミスによる治験開始遅延の実例
  6. QbDとCTQ (Critical to Quality) 要因の考え方
    1. QbDとは何か
    2. CTQ要因を抽出するための思考のフレームワーク
    3. チェックリストに頼らない「設計的」アプローチ
  7. 普段の業務でクリティカルシンキングを鍛えるには
    1. 問いの立て方を変える
    2. 仮説思考と根拠に基づく判断
    3. 「なぜ?」を繰り返す訓練法
    4. トレーニング課題とフィードバックの工夫
  8. 質疑応答・まとめ

受講料

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