「接着」は塗料、接着剤、高機能フィルムなどの様々な分野で重要な技術である。従って接着改良の方法は多くの技術者研究者にとって興味があるものであろう。この講演では接着の基本的な考え方と具体的な接着改良方法を初心者にも分かりやすく説明したい。
具体的には、接着改良の実際的手法を下記の3つに分けて説明する。
- 接着剤と基材の間に一次結合を形成する方法
- 接着剤と基材の親和性を利用する方法
- 接着剤と基材の界面混合を利用する方法
さらに実際の接着力は、基材の表面粗さや接着剤の乾燥条件などの多数の要因の影響を受けている。
このような要因をうまく制御することで大きな接着力が得られることも多い。ここではこの要因とこれを利用した接着改良手段についても紹介したい。本講演で、自分の商品開発や研究に役立つ接着技術について身に着けていただければ幸いです。
- 初めに
- 剥離面の形状
- 剥離面
- 界面剥離
- 塗布層の凝集破壊
- 剥離箇所の変化と特別な剥離
- いろいろな剥離法とピール剥離
- いろいろな剥離方法
- ピール剥離とその特徴
- 基材と塗布層の素材
- 基材とその表面処理
- 基材の種類と特徴
- 基材の表面処理
- 塗布層の素材
- 塗布層の素材
- バインダー
- 架橋剤
- 界面活性剤
- フィラー
- 可塑剤
- 界面の接着
- 界面接着の種類
- 界面一次結合を利用する接着改良
- 基材と塗布層の間の界面一次結合
- シランカップリング剤を利用する方法
- 下塗りを利用する方法
- 架橋剤を利用する方法
- 表面処理を利用する方法
- プラズマ重合を利用する方法
- プラズマ開始重合を利用する方法
- 官能基の2量体化を利用する方法
- セグリゲーション
- 吸着を利用する方法
- メカノケミカル法の利用
- 界面二次結合を利用する接着改良
- 基材と塗布層の間の界面二次結合
- 接着に有利な塗布層と基材の関係
- 表面エネルギー
- SP値
- 臨界表面張力
- 界面混合を利用する接着改良
- 基材と塗布層の界面混合と接着
- 溶媒を利用する方法
- モノマーを利用する方法
- ドープセメントを利用する方法
- 界面接着に影響する要因
- 接着力に影響する要因
- 基材の凹凸
- 基材の結晶化度
- 基材表面のWBL
- バインダーの分子量
- バインダーの極性基
- ポリマーの偏在
- 界面活性剤
- 塗布層の架橋
- 塗布層の粘弾性
- 塗布層の内部応力
- 水分
- 剥離方法
- 塗布層の凝集破壊とその防止
- 塗布層の凝集破壊
- 基材の凝集破壊
- まとめ
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
アーカイブ配信セミナー
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2025年7月11日〜8月1日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。