プレフィルドシリンジは、医薬品と医療機器の組み合わせにより医薬品の有効性と安全性に医療機器の機能性を併せ持つことにより有用性を高めた医療製品ととらえられている。近年、バイオ応用医薬品の開発により、その剤形が注目され、大きな市場を占めるようになって来ている。
一方で、薬物の高分子化による材質との相互作用、無菌操作による製造に伴う工程設計および管理の複雑化などにより、開発・申請・生産における検討項目が増加し、各国の規制も複雑化してきている。
当講演では、プレフィルドシリンジ開発の背景、市場および今後の着目ポイント、シリンジ製剤化において検討すべき素材及び物理的機能性とヒューマンファクターエンジニアリングおよびPIC/S GMP Annex 1での要求事項、欧州医療機器規制 (MDR) および米国医療機器規制 (QMSR) について関連部分を解説する。
- プレフィルドシリンジを巡る市場状況
- 日本におけるプレフィルドシリンジ、ペン、オートインジェクターの承認状況
- 注射剤の剤形分類とその状況
- 種類 (輸液ラインロック製剤からGLP-1製剤まで)
- プレフィルドシリンジとは、注射剤に要求されること:市場のニーズ
- なぜ、注射剤にするのか?
- 注射剤化の理由、メリット&デメリット
- 利便性向上のみではキット化の理由にならない。
- シリンジ製剤以外の開発の方向性:オンボディ、スマート化など
- プレフィルドシリンジに使用される構成部品
- 使用される材料とその性質
- シリンジの不具合、他の医療機器との接続不良
- 設計段階が重要
- 医薬品と医療機器が組み合わされたときに起こるリスク
- プレフィルドシリンジ化されたバイオ製剤における解決すべき課題:薬物凝集等
- 容器試験
- 溶出物&抽出物 (ICHQ3E)
- なぜプレフィルドシリンジで問題となったか?
- ICHQ3Eの進捗状況
- 使用される時に起こるリスクとその対策:ヒューマンファクターエンジニアリング
- 市販後に発声した問題点
- 継続的改善事例
- 保管・輸送時に起こるリスク
- 低温保存等温度の影響
- 航空機内の圧力低下の栄養
- 輸送試験 圧縮試験、落下試験、振動試験
- プレフィルドシリンジを取り巻く課題
- PIC/S Annex 1における汚染管理戦略、容器試験
- 欧州医療機器規制に伴うプレフィルドシリンジの取扱
- 米国QSRからQMSRへの更新に伴うプレフィルドシリンジの取扱
- コンビネーション製品の開発から上市に至る管理手法
- 品質システム
- リスクマネジメント
- ISO13485に沿った設計開発手順
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
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