資源循環における「選別プロセス」のいろはと核心

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本セミナーでは、これまで生産側 (いわゆる動脈企業) からは見えづらかった、「選別プロセス」に焦点を当て、廃製品を再生原料へと変え、資源循環を実現していく鍵となる技術として、その本質を丁寧に解説いたします。

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プログラム

環境負荷を低減しつつ持続可能な社会を構築するには、金属・素材の安定供給を確保する資源循環が欠かせない。これには、廃製品に対するポストコンシューマリサイクルの高度化を果たすことが必要である。廃製品を各種再生原料にするためには、安価に高濃縮することが必要であり、選別技術の成否が資源循環のカギとなる。  本講では、専門知識のない受講者に対して選別技術の基本的な考え方を、今後、資源循環開発に携わる受講者に対して将来の技術課題をお伝えし、金属・素材の資源循環実現に向けた技術開発の役割と在り方を展望する。

  1. リサイクルにおける選別技術高度化の特殊性 – 質のリサイクルに向けて -
    • 選別技術高度化の必要性
    • リサイクルにおける選別の特殊性
    • 未来の高度選別のためのパラダイムシフト
  2. 省エネ・低コストにエントロピーの縮小を図る – 選別技術の役割 -
    • リサイクルにおける選別はカオスとの戦い
    • スタート〜ゴール 選別はどこを分担するか?
  3. 選別工程の戦略的取組み – 試料調整 -
    • まずは単体分離させる
    • 粉砕工程は細粒化工程にあらず
    • やみくもに微粒子化しない
  4. 選別工程の戦略的組み立て – 万能な選別機は存在しない -
    • 選別技術の種類と適応粒子サイズ
    • 個別選別装置の分類
    • 集合選別装置の特徴と機能分類
    • 自社の選別工程を最適化する
  5. 選別工程の評価 – からくりを理解する -
    • 単体分離と選別精度は掛け算的に効く
    • 選別結果〜選別の良否を正しく理解〜
    • 選別工程を組む際の心得
  6. 個別対象物の選別高度化 – 将来に向けた技術開発の難しさ -
    • 選別の対象となり得るもの
    • 将来需要見込みの難しさ
      1. 年前の開発経緯を振り返る – 選別技術開発の教訓 -
      2. 選別技術の革新に向けた模索
  7. 情報利用と選別の自動化 – 個別技術から総合システムへ -
    • 情報・計算による選別自動制御の先駆け
    • 報利用とAI化による無人選別工場の開発
  8. 都市鉱山開発の未来地図 – 選別技術開発の展望 -
    • 自動・自律制御による選別最適化と低コスト化の両立に向けて
    • 都市鉱山開発の拠点整備

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複数名受講割引

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