光触媒による二酸化炭素の光燃料化・高付加価値資源化技術動向と今後の展望

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本セミナーでは、二酸化炭素の回収・濃縮・触媒選択・変換・プラント設計・LCAなどの技術課題、メタン、アルコール、自動車燃料やジェット燃料などの製造・実用化への可能性について詳解いたします。

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プログラム

光触媒による二酸化炭素の還元・資源化技術動向と今後の展望について述べる。学会での講演や原著論文と異なり、やや異分野の研究者や技術者に向けて、まず前提となる基本知識やノウハウ (光触媒、固体表面での触媒作用、半導体) を簡潔に提示し、次にCO2を光還元して燃料や高付加価値の化学原料に変換する可能性について論じる。次いで、個別の研究例を提示し、C2,3燃料やエチレン、プロピレン、また光触媒のコストを下げるにはどのように工夫したかを述べる。さらには、各種産業での化学資源のニーズを俯瞰し、持続可能社会に向けた本技術の有用性を示したい。

  1. 光触媒の作用原理・作用機構
    1. 光触媒の作用原理
    2. 固体触媒の作用機構
  2. 持続可能なCO2変換技術の可能性
    1. 持続可能なCO2変換
    2. 光触媒、特に還元反応について
    3. 新たなカーボン・ニュートラルサイクルの可能性
  3. ZrO2を用いた光触媒によるCO2の還元・資源化
    1. 13CO2を13COに光還元するAg0-ZrO2光触媒
    2. 13CO2を13CH4に光還元するNi0-ZrO2光触媒
    3. 13CO2をパラフィン (13CH4, 13C2H6, 13C3H8) に光還元するCo0-ZrO2光触媒
    4. 13COをオレフィン (13C2H4, 13C3H6) に光還元するCo0-ZrO2光触媒
    5. 3CO2をパラフィン (13CH4, 13C2H6, 13C3H8) に光還元するFe0-ZrO2光触媒
  4. 今後求められるCO2還元光触媒とは
    1. CO2還元光触媒の今後のニーズ (メタノール)
    2. CO2還元光触媒の今後のニーズ (その他)
  5. 総括・持続可能に向けての展望

受講料

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