ものづくり・問題解決のための機器分析の選択と進め方

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本セミナーでは、機器分析の始め方、どのような手順で分析を進めるのか、現象・状況に合わせた分析設計方法、事例・ケーススタディーによる実践、モノづくりの進め方について、事例を交えながら分かりやすく解説いたします。

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プログラム

研究開発はもちろん、品質保証に関わる製品試験、不具合トラブル解決などありとあらゆるモノづくりの場面で機器分析は必要不可欠です。一部では実験が主役であると考えられているケースも少なくないですが、実験をいくらしても分析ができなければ何も言えません。分析は実験と切っても切り離せないセットのものであり、モノづくりにおいて必要不可欠なものです。  しかし、現実には個々の分析手法の理解が不足していることはもちろん、それに加えて、分析の進め方、すなわち、分析設計ができていないことがほとんどです。とりあえず、手近にある分析を行う、いつも同じ金太郎飴のような分析評価しかしないというようなことは日常茶飯事です。これでは、真実の姿は何も見えてきません。  本講では、分析手法の解説はもちろん、モノづくりや問題解決のための手法選択から分析の進め方といった分析設計について、基本となるセオリーから豊富な事例やケーススタディーを用いて、詳細に解説します。

  1. イントロダクション
    • 分析というものについて誤解を解き、改めて正しく理解するためにイントロダクションとして整理します。
      1. 分析とは
      2. 分析の位置づけ 『悪しき誤解』
      3. 実験との関係性
      4. 高機能化の弊害の注意点 など
  2. 分析活用の場面
    • 分析用いられる様々な場面について分類しつつ、それぞれについて分析をどのように考えてために必要となる特徴、要件などについて解説します。
      1. 主なタイプ
      2. 品質管理
      3. トラブル対応
      4. 開発 (R&D) など
  3. 分析設計
    • 様々な場面、状況をケーススタディーとして紹介しながら、実際にどのように分析を設計するかについて解説します。
  4. 接着・剥離を例とした実例
    • 現代社会における基盤技術の一つである接着について、主に接着不良、トラブルの解析を例としてどのように分析設計を行うかについて解説します。
      1. 分析設計 (分析フロー)
      2. 不良要因
      3. 問題解決アプローチ例
      4. ファーストアプローチ
      5. 対象別候補手法例 など
  5. 手法選択
    • 様々なケース、対象物、減少などについて、どのような観点、考え方で手法選択を行うかについて解説します。
      1. 材質による選択
      2. 場所、領域による選択
      3. 情報による選択
      4. 分析手法リスト など
  6. 代表的分析手法
    • 研究開発、トラブル解析、問題解決などで用いられることが多い代表的な分析手法について解説します。
      1. 赤外分光法
      2. ラマン分光法
      3. X線光電子分光法
        • XPS
        • ESCA
      4. オージェ電子分光法 (AES)
      5. 二次イオン質量分析法 (SIMS)
      6. X線マイクロアナライザ (EPMA)
      7. 蛍光X線分析法 (XRF)
      8. SEM、TEM
      9. 走査型プローブ顕微鏡 (SPM)
      10. クロマトグラフィー
      11. 熱分析 など
  7. ケーススタディー
    • ここまでで解説した分析設計の考え方、分析手法の特徴を踏まえつつ、現実に起こる典型例について分析の進め方について解説します。
      1. ケース1:異物 (露出、内部)
      2. ケース2:汚染
      3. ケース3:劣化
      4. ケース4:条件検討、モニタリング
      5. ケース5:インライン
  8. 事例 & 演習
    • 実例を用いたケーススタディーとして実際の分析結果を示しながら、一部演習形式で分析を実際に考えることで学ぶを深めます。
      1. 配線上異物 (露出)
      2. 異物分析 (内部)
      3. アルミ上異物 (シミ)
      4. アルミ上汚染 (ハジキ)
      5. 塗膜ハジキ (ハイブリッド分析)
      6. フィルム上異物 (ハイブリッド分析)
      7. 混合物分析
      8. フィルム上汚染
      9. 表面処理の解析
      10. プロセス評価 (経時変化)
  9. まとめ
  10. 質疑応答

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