CAE解析ステップアップセミナー

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本セミナーでは、CAE解析ソフトに入力すべき情報、解析結果の見方、ミゼス相当応力・主応力の定義と使分け、的外れな解析結果防止法、CAE解析ソフトを使った金属疲労の有無の予測するノウハウについて、初学者にも分かりやすく基礎から解説いたします。

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プログラム

三次元CADにはCAE解析ソフト (有限要素法ソフト) が付属されCAE解析を手軽に実施できるようになりました。これに伴いCAE解析ソフトユーザが拡大し、特に初心者層の増加にめざましいものがあります。そして解析ソフトのユーザインターフェイスが進歩し、そして解析結果の表示のためのソフトとハードの進歩した結果、一見もっともらしい解析結果が容易に得られるようになりました。しかしここには、解析ソフトをブラックボックスとして扱っている危険性をはらんでいます。  例えば、入力する材料定数の単位系の間違い、境界条件の設定間違い、不適切な要素分割、間違った解析アルゴリズムの選択などにより、きれいなコンタ図でありながら実は的外れの結果が得られる危険性があります。  次にCAE解析では最大応力と材料の降伏応力との比 (安全率) を求めるだけに留めておられないでしょうか。応力が降伏応力を超えた場合、その問題は開発段階で見つかります。問題は工場出荷後に発生する金属疲労破壊です。機械の開発段階でのロスと比較すると金属疲労による損失はその10倍以上となります。  本講座では、解析ソフトをブラックボックスとして扱っていることの危険性を排除する方法、CAE解析ソフトを使った金属疲労の有無の予測方法を説明します。受講者の理解度を深めるために適宜、練習問題を組み込みます。

  1. CAE解析ソフトの落とし穴
    1. CAEソフトに仕掛けられたトラップ
    2. 最大応力値と材料の降伏応力を比較するだけでいいのだろうか
    3. 片持ちはりについてCAE解析結果と理論値が40%ずれる事例
    4. 接触要素を正しく使わなかった事例
    5. すみ肉溶接の疲労強度評価を単純なCAE解析でできるのだろうか
    6. 一発破断したときと金属疲労を起こしたときの対策コストの違い
  2. 有限要素法ソフト (CAE解析ソフト) 初心者のための基本的な情報
    1. CAE解析ソフトに入力すべき最小限の情報
    2. 材料定数
    3. 境界条件
    4. 出力される情報
    5. 弾性力学の理論解とCAE解析ソフトは一致する
  3. 有限要素法に関する知識
    1. 有限要素法プログラムに関する最小限の知識
    2. ミゼス相当応力
    3. 解析の流れ
    4. 主応力
  4. 有限要素法ソフト (CAE解析ソフト) を間違わずに活用するための知識
    1. 一次要素と二次要素
    2. メッシュスタディ
    3. 四面体要素と六面体要素
    4. 応力特異点
    5. 解析結果の見方
    6. 接触要素の活用
    7. オーダーエスティメーション (桁あってますか検算)
  5. CAE解析ソフトを使った 金属疲労の有無の予測方法
    1. 材料の破壊基準
    2. 疲労破壊基準
    3. 応力集中がある場合の予測法
    4. 公称応力と真応力
    5. 溶接部の解析方法
    6. CAE解析結果から公称応力を求める
    7. CAE解析ソフトを使った金属疲労の有無の予測方法
    8. 昔ながらの安全率と現代の安全率
  6. 設計最適化
    1. 設計最適化の利点
      • 軽量化
      • 材料費削減
      • 耐振動性能向上
    2. トポロジー最適化
    3. 形状最適化

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