バイオマスを原料とするバイオエタノール製造技術と課題

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本セミナーでは、バイオマスを利用したエタノール生産を中心に、バイオマス資源の特性や限界、エタノール生産における技術的な課題、コストの構造について、事業評価の視点も交えて解説いたします。

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プログラム

植物系のバイオマスの利用により発生する二酸化炭素は、光合成を介して大気から循環した二酸化炭素由来であることから、バイオマスはカーボンニュートラルなエネルギー資源であるとされる。  資源量から見ても、バイオマスは世界のエネルギー需要を満たすだけの潜在量があると推定される。また、再生可能な資源であり、毎年の成長量の範囲内で利用すれば枯渇することはない。さらに、非可食のバイオマスであれば、食料資源と競合することもない。  しかし、非可食のバイオマスを原料とするバイオエタノール製造を事業として捉えた場合、バイオマスの収集からバイエタノール生産に至るまで、克服すべき様々な課題がある。  本セミナーでは、非可食のバイオマスを原料とする第二世代のバイオエタノール製造の技術、及びコスト構造、経済性について検討し、事業化する際の課題について考察する。

  1. 化石エネルギーからの転換
    1. CO2と気候変動
      • CO2濃度と気温上昇との関連
      • 古気候学からみたCO2と気候変動
    2. 現代社会の技術資産からの制約
      • 化石エネルギーに支えられた現代の技術資産
      • 経済活動とCO2排出
  2. 資源としてのバイオマス
    1. バイオマスとは
      • バイオマスとカーボンニュートラル
      • バイオマス利活用の持続性
    2. バイオマスのコスト
      • バイオマス自体の費用
      • バイオマス利活用の費用
    3. バイオマスの量的な制約
      • 量的拡大に伴う費用
      • 量的拡大と輸送距離
  3. バイオエタノールの製造技術
    • バイオマス原料と製造プロセス
    • セルロース系原料の製造プロセス
    • 前処理工程と糖化工程
    • 製造装置の規模と課題
  4. バイオエタノールのコスト構造
    • 原料ごとの製造コスト概要
    • セルロース系原料のバイオエタノールのコスト構成
    • 公表資料に基づく製造コストの検討
    • コスト低減の方向性
  5. 事業化における課題
    • 事業性評価の着眼点
    • 事業規模の検討
    • 補助金と事業の持続可能性
    • 欧州のある事業者の戦略
  6. 他の再生可能エネルギーの課題
    • 太陽光発電の課題
    • 風力発電の課題
  7. ソフトエネルギーパス再考
    • エネルギー資源の多様化

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