第1部 エコシステム・ビジネスモデルを含む4階層をベースにした競合ベンチマーク手法
(2025年7月14日 10:00〜12:00)
新事業開発やそのための技術開発では、競合に対して勝てる目標設定と戦略を企画することが大変重要です。そこで重要なのが競合ベンチマークです。しかし現状は、競合ベンチマークは十分に行われておらず、その結果上市をしても業績目標を大きく下回り、撤退するケースが多く見られます。また競合ベンチマークも、特定技術や製品のみを対象にすることがほとんどで、バリューチェーンやエコシステム・ビジネスモデルといったシステムをベンチマーク分析するケースはかなり少ないと思います。
本セミナーでは、市場で勝てるための競合ベンチマークの体系的な方法を解説し、実践にお役立ていただきます。
- 時代の変化と技術者の役割
- ますます複雑になる技術構造と「技術」ベンチマークの難しさ
- 競合ベンチマークで必要な4階層の認識
- ビジネス競争における空間軸と技術の位置づけ
- 競合ベンチマークの目的、狙い、原則
- 原則1 競合を広範囲に見る (特に異業種)
- 原則2 技術スペックだけで比較しない
- 原則3 マクロ環境分析は4階層視点で分析し具体化する
- 原則4 公開情報中心の競合情報収集
- 原則5 部門や会社を超えた情報収集
- 原則6 チームビルディングの必要性と要素
- 競合ベンチマークのステップ
- 競合ベンチマークの全体フロー
- 事前準備
- ベンチマークの目的と製品・サービス、市場概要把握
- マクロトレンド、事業環境シナリオ分析
- エコシステム・ビジネスモデルベンチマーク
- バリューチェーンベンチマーク
- 製品・サービスベンチマーク
- 技術ベンチマーク
- 参考) 競合技術のイネイブラーの分析
- 4階層ベンチマークまとめ
- 競合の戦略想定
- 自社の競争戦略の策定
第2部 新規参入検討分野における 事業機会発見・発掘法
(2025年7月14日 13:00〜15:00)
企業の成長方法には、既存事業の更なる拡大、ゼロイチの新事業開発、後発参入などがある。特に後発参入はニーズが顕在化し、市場が既に形成されているところへの参入であり、未踏に挑むゼロイチの新事業開発で頻繁に起こる「ニーズがなかった」というリスクがない点が最大のメリットである。一方で既にレッドオーシャンとなっている市場への参入であり、そこで有望な新たな事業機会を見出すことが生命線であるが容易ではない。
本講義では、後発参入での有望な事業機会の発見・発掘法とそこまでのプロセスを含め伝授する。
- 新規参入検討分野の市場分析
- 市場規模分析
- プレーヤー分析
- 顧客分析
- 相関分析
- 新規参入検討分野の構造化
- マーケティング手法の活用
- 構造化
- 解像度を高めた市場規模分析
- 新規参入分野の決定
- マトリクス分析
- スコアリング評価
- 新規参入分野の事業機会発見・発掘法 (受講者のみ開示)
- 方法Aと事例
- 方法Bと事例
- 方法Cと事例
- 方法Dと事例
- まとめ
第3部 新規事業テーマにおける事業性評価と新市場参入の検討項目、決定の条件
(2025年7月14日 15:15〜17:15)
本講演では、その新規事業テーマが「本当に自社が新市場に参入できるものか」と、成就した場合の「事業性評価」に軸足を置きます。経営層は、「数字のお遊び」など信じません。経営層は、その新規事業テーマが真に自社が実施すべきものかどうか踏まえたうえで、それがどの程度の利益を生み出す事業規模となりうるかを見計らい、本当に実現できる可能性として技術者の情熱がどの程度のものかを見ているのです。
本講演では、講師の経験を交えながら、そうした教科書には書かれていないお話をいたします。
- 新規事業開発における2つのハードル
- 真に自社が行うべき新規事業とは
- 激変する国際社会とビジネス環境
- 経営的視点から新規事業開発が目指すべきものとは
- 経営者が重視しているものは何か
- 新規事業がもたらす収益面以外の効果とは
- 新市場参入の検討項目、決定の条件
- 技術的強みを評価する
- 事業価値の観点から技術を評価するモデルとは
- ユーザーが求めている技術の本質とは
- 競争優位性はあるか
- 事業としての魅力度を評価する
- 事業魅力度を評価する指標
- 自社に有利な市場を創出できるか
- まだ見ぬ市場規模を想定する
- ニーズの見極め
- 顕在的ニーズと潜在的ニーズ
- ニーズがあれば売れる訳ではない
- ニーズ情報をいかにして把握するか
- BtoBビジネスにおける潜在的ニーズの掘り起こし方
- 事業採算性の考え方
- 事業収益をどのように想定するか
- NPVによる投資採算性評価
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
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- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
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