転がり軸受の電食発生メカニズムと防止技術

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本セミナーでは、電食について取り上げ、電食の発生する条件、リッジマーク成長過程、電食を防止する方法について、過去の研究事例を踏まえて解説いたします。

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軸受の寿命は機械そのものの寿命を決定づける大切な要素です。したがって、機械設計においては、転がり軸受の基本的なポイントを押さえておく必要があります。インバータ制御によるモータが普及するにつれて、さまざまな電気製品での電食が問題となるようになってきました。また近年では、自動車の電動化にともなって電食がキーワードとなりつつあります。通常は、転がり軸受の内部を電気が流れるような設計をしていないはずですので、電食が発生する原因はよくわからないことが多くあります。  このセミナーでは過去の研究事例を踏まえて、電食の発生する条件、リッジマーク成長過程、電食を防止する方法を解説いたします。参加者の皆様にとって有意義なセミナーにできればと考えております。

  1. 転がり軸受の電食発生条件
    1. 直流における電食発生電流密度
    2. 直流における電食発生電圧
  2. 電食損傷と油膜パラメータとの関係
    1. 回転速度を変化させた場合
    2. 表面粗さを変化させた場合
    3. グリース基油粘度を変化させた場合
    4. リッジマークの形成条件
    5. リッジマークの形成過程
    6. リッジマークの成長と振動上昇
  3. 電食防止に関する研究
    1. 導電性グリース
    2. セラミックス転動体
  4. 高圧高周波環境下における電食
  5. EV用転がり軸受・電食防止の技術動向
    1. EV用転がり軸受の特徴
    2. 絶縁軸受の研究動向

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