本セミナーでは、皮膚について基礎から解説し、皮膚計測技術の原理から測定方法、測定の実務についての特徴や注意点について詳解いたします。
皮膚は脂溶性物質や条件によって角層内に物質を吸収する作用があり、経皮吸収の原理である。経皮吸収とは物質を皮膚から導入する方法であるが、医薬品および化粧品では役割が異なる。医薬品では薬物が経皮吸収されることを条件としているが、化粧品や香粧品では基剤は経皮吸収しないことを前提にその安全性が議論されてきた。しかし、近年、機能性化粧品の開発とともに有効成分が皮膚に吸収され、アレルギーが生じて社会的な問題に発展した例もあり、香粧品分野においても経皮吸収の促進や制御技術の理解が必要となってきた。薬物を生体に適用する場合、薬物の効果を最大限かつ安全に発揮させることを目的とした新しい投与方法は薬物送達システム (ドラッグデリバリーシステム、drug delivery system, 略称: DDS) と呼び、その効果に期待が寄せられている。その一つの放出技術はイオン化した薬物を電気的な手法を用いたイオントフォレーシスを用いて実施することが中心となっており、簡便な方法として利用範囲が広がっている。 本セミナーは経皮吸収の原理や方法等について、主に電気的な手法を用いたイオントフォレーシスに主眼を置いて、その理論や実験方法などについて分かりやすく解説する。また、電気的な駆動力を用いることはイオントフォレーシスと同様であるが、皮膚に瞬間的に高電圧を加え角質層の可逆的な構造変化を利用して吸収促進させるエレクトロポレーションについても解説する。
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