エクソソーム・細胞外小胞 (EV) における薬物・細胞の送達技術・実用化と製造・品質管理

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本セミナーでは、細胞外小胞研究の現状を俯瞰し、薬物送達技術への応用に向けた課題や今後の方向性を解説いたします。
細胞外小胞の細胞内取り込みに関する最新知見、最新研究と今後の課題、EVに期待される有効性と安全性、ガイドラインや法規制の情報と、実際に非臨床研究、製造・品質管理法の研究を取り組んだ中で得られた経験を紹介いたします。。

日時

開催予定

プログラム

第1部 エクソソーム・細胞外小胞 (EV) による薬物の送達技術・最新動向と実用化に向けた課題

(2025年7月9日 13:00〜14:45)

 エクソソームをはじめとする細胞外小胞は、細胞間情報伝達に寄与していると考えられており、その性質を利用して薬物送達技術へと応用する研究が盛んに行われている。本セミナーでは、細胞外小胞研究の現状を俯瞰し、薬物送達技術への応用に向けた課題や今後の方向性について議論する。

  1. 細胞外小胞研究の概説
    1. 細胞外小胞の基礎
    2. 細胞外小胞の発見及び研究の潮流
    3. 細胞外小胞の生成・分泌メカニズム
    4. 細胞外小胞の応用
    5. 治療応用
    6. 薬物送達システム
    7. 細胞外小胞の応用研究の現状
  2. 細胞外小胞研究の現状の課題
    1. 細胞外小胞研究の限界
    2. 精製法
    3. 分析法
    4. 機能解析
    5. 細胞外小胞研究の落とし穴
    6. 定量法
    7. 機能解析
    8. アッセイ系
  3. 細胞外小胞研究の機能解明の最新知見
    1. 細胞外小胞の細胞内取り込みに関する知見
    2. 細胞内取り込みメカニズム
    3. 内包物放出メカニズム
    4. 細胞外小胞の膜融合
    5. 各種アッセイ系の比較
    6. 現時点でのエビデンスの総括
    7. 細胞外小胞に関する最新研究と今後の課題
    8. 細胞内への内包物送達を定量化するアッセイ系の開発
    9. 細胞内での膜融合を定量化するアッセイ系の開発
    10. 細胞外小胞のタンパク質DDSへの応用
    11. 細胞外小胞のRNA用DDSへの応用
    12. 今後の研究の展望

第2部 エクソソーム・細胞外小胞 (EV) 製剤の製造・品質管理の課題

(2025年7月9日 15:00〜16:30)

 エクソソーム・細胞外小胞 (EV) の実用化に向けた研究開発が、活発化しています。EV研究のソースとして哺乳類細胞のみならず細菌や植物も用いられ、その研究開発の出口としては、医療用から化粧品など多岐にわたります。本講座では、EVの実用化にあたり考慮すべき事を、行政やアカデミアの動向も踏まえて、また、弊社における間葉系幹細胞由来EVに関する取り組みも紹介させて頂きます。

  1. エクソソーム・細胞外小胞 (EV) の概略
    1. EVの特性など
    2. がん領域と再生医療領域のEV
    3. EVのソース
    4. EVの用途
    5. ポジションペーパー等
  2. EVの有効性と安全性
    1. 有効性及び安全性
    2. 作用機序
    3. 臨床研究と業界状況
    4. 関連法規
    5. 再生医療か?バイオ医薬か?
    6. 懸念と行政・学会の動き
  3. EVの製造と品質 (間葉系幹細胞を例に)
    1. 間葉系幹細胞 (MSC)
    2. 参考となるガイドライン等
    3. Quality by Designで考える
    4. 製造工程について
    5. 品質管理について
    6. 天然EVと改変EV
  4. まとめ

受講料

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アカデミー割引

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