EUのPPWR (包装及び包装廃棄物規則) は2026年8月12日より適用開始となる。循環型ポリマーの利用の配合率を達成するためには、包材の内層に展開するしかない。日本は世界に農産物、水産物を1兆5千億円ほど輸出している。いずれこの包装材料や物流包装はPPWRの影響を受ける。日本政府も再生プラスチックの年間使用目標量と実績報告を義務化するべく2024年10月より審議が始まった。包装材料は、再生プラスチックを使用することが義務化される方向であり、内層のHS層が大きな影響を受ける。
本セミナーでは、石油100%のPE, PPからrecycled PE/PPを使いこなすには、どのような工夫が必要か課題と対応策を説明する。また、水性ヒートシール剤、紙用のヒートシール剤にも言及する。その他HSの基本及び工夫されたHS技術やHS以外のシール方法などを説明する。
- EUのPPWRの主な実施内容
- リサイクル技術とr PE, r PPの利用
- Recycled plasticsを配合の義務化
- 現状の日本のラミネート品でのEU輸出対応の方法はなにか
- ヒートシールの基本
- シール条件
- ヒートシール曲線
- シール温度/強度の設定
- ヒートシール材料と充填包装機の留意点
- フィルム及び extrusion coatのオレフィン系樹脂
- 循環型オレフィン樹脂の扱い
- 溶剤タイプのヒートシール剤
- 二つのシール温度帯を有するヒートシールフィルム
- 易開封のために部分的に弱シールにする方法
- 包装材料の仕様と適正なヒートシール技術の選定
- 包装仕様設計と内面シーラントの設計
- 充填包装機とシール方法
- ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法
- ヒートシール材料と対応の循環型ポリマー利用の考え方
- 紙ベース包材の場合のHS層の工夫
- 医薬品包装におけるHS剤の検討事例
- 循環型パッケージにおける包材のcertified resins/再生再利用樹脂 (循環型ポリマー) とHS層の考察
- 回収PTPの剥離及び再生の考察
- 海外の新しいPTPにおけるHS剤の考察
- ケミカルリサイクルにおけるPE, PPの考察
- モノマテリアル仕様におけるHS層の考察
- 海外の既存の回収ルート利用のモノマテリアル仕様
- フィルムの場合、紙仕様の場合
再生のための脱インク、脱HS剤、デラミネーション対応の考察
主なヒートシール不良と対応策の事例
- よくある不良の事例について原因と対応策
- 充填包装インラインHSの確認方法の事例
適正なヒートシールをするために
- 包装材料の保管法
- 充填包装機の留意事項とトラブル事例
ヒートシール以外のシール技術
- 超音波シール
- 高周波シール
- 誘導加熱シール
- インパルスシール
- コールドシール
まとめ
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
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- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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