技術者・研究者は、日々の業務で膨大なデータ解析、実験、設計業務、プロジェクト管理など、多岐にわたる業務を並行して進める必要があります。しかし、限られた時間の中で効率的に成果を出すためには、「時間管理」と「段取り」が不可欠です。
本セミナーでは、業務効率化の大原則であるECRSの法則や、タスク管理のフレームワーク、ITツールを活用した効率化手法などを取り上げ、技術者・研究者が今すぐ実践できる時間管理のノウハウを伝授します。さらに、動作経済の原則やリスク管理の考え方を用いた最小労力で最大のパフォーマンスを発揮する手法に加え、外段取り・内段取りの最適化による業務の効率化についても解説し、研究や開発の現場で即活用できる実践的なスキルを習得できます。
- 時間管理・段取りの重要性
- なぜ時間管理が重要なのか?
- 技術者・研究者に特有の時間の使い方の課題
- 成果を最大化するための「時間価値」の考え方
- 業務効率化の大原則:「ECRSの原則」
- E (Eliminate) :不要な業務を排除する。
- C (Combine) :類似業務を統合して処理する。
- R (Rearrange) :業務の順序を最適化する。
- S (Simplify) :業務プロセスを簡素化する。
- タスク管理の基本と応用
- タスクの優先順位付け (アイゼンハワー・マトリクスの活用)
- 「今すぐやるべき仕事」と「後回しにすべき仕事」の見極め方
- タスクの細分化とスケジュール最適化
- 時間管理術:プロフェッショナルが実践する手法
- タイムブロッキングの活用
- ポモドーロ・テクニックの実践
- 5分ルール (2分ルール) を用いた即決・即行動の原則
- 「無駄時間」を減らすためのリモートワーク時の時間管理
- 段取りの極意:「外段取り・内段取り」の最適化
- 外段取り: 作業の準備を事前に完了、もしくは平行しておこない、実作業の時間を短縮
- 内段取り: 作業中のムダを削減し、効率的な動線を確保
- 段取り8割の法則: 実行をスムーズにするための準備法
- 段取りの可視化: フローチャートを活用したプロセス最適化
- スケジュール最適化とプロジェクト管理
- ガントチャートを活用したプロジェクト管理
- クリティカルパス分析 (CPA) の基礎
- スケジュールのリアルタイム更新と最適化
- 動作経済の原則で無駄をなくす。
- 人の動きを最適化する「動作経済の4原則」
- 作業分析とサーブリック分析の活用
- ムダな動作を削減するためのシンプルな工夫
- ITツールを活用した業務効率化
- タスク管理ツールの使い方
- スケジュール管理ツールの活用
- 自動化ツールによる業務改善
- 最小労力で最大成果を上げる選択術
- 80:20の法則 (パレートの法則) を活用した業務選択
- スマートワーク vs. ハードワークのバランス
- 重要な業務に集中するための「仕事の断捨離」
- リスク管理と優先順位の決め方
- FMEAを用いたリスク評価
- リスクアセスメント
- フェーズ理論と安全設計
- 各種法則の紹介
- 例:ハインリッヒの法則
- 例: 品質事故の法則 (3H)
- チームでの時間管理・業務最適化
- チーム内で共有する時間管理のルール設定
- プロジェクト進捗管理の実践方法
- 効果的なミーティングの設計と短縮術
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。