本セミナーでは、ナノ粒子分散・凝集について基礎から解説し、スラリー、ナノインプリント、ナノインクなどへの応用に向けて、凝集要因・分散要因などナノ粒子の振る舞いの全貌を詳解いたします。
シングルナノから数ミクロンの粒子サイズを有する、いわゆるナノ粒子や微粒子は、媒質である水などの溶媒に対して、ときに分散し、ときに凝集します。牛乳や墨汁が分散し、美味しい珈琲やお茶が飲めること、逆に豆腐の生成や、腰の強い讃岐うどんができる背景には、共通の物理化学現象があることは御存知でしょうか。平衡論的にはDLVO理論というものがあり、速度論的には急速凝集理論というものがあります。難しそうですが、そうでもありません。これは、スラリーの他、ナノインプリントやナノインクなどで応用が期待される各種ヘテロ分散系の科学を応用面や実用面に適用する場合に、抑えておきたい基礎知識ですので、是非身につけてください。 本講演では、身近なコロイドの振る舞いを通して、まず、分散と凝集の本質を知ることから始まります。そして、凝集要因となる、分子間力、つまりはvan der Waals力の本質と、分散要因となる静電的反発力を知ります。そして、後者における表面電位とゼータ電位の違いや、ゼータ電位測定の基礎などに言及し、ナノ粒子の振る舞いの全貌を詳細に解説したいと思います。美味しい珈琲のいれ方、クリーミーなビールの泡、なども分かるかも。また、ナノ粒子や微粒子の評価法として、電子顕微鏡や放射光計測法を用いた手法についても、解説します。
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