包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望

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本セミナーでは、包装における多層化技術としてのラミネート技術と共押出技術を解説すると共に、多層化材料のリサイクルの方向性や動向、そしてその課題について初心者にも分かり易く解説いたします。

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プログラム

包装は用途毎に異なる要求性能を多層化する事で満足させてきた。特に軟包装は様々なプラスチックフィルムを組み合わせ省資源で高機能な包装形態として消費者包装の中心的存在である。多層化の方法としてはフィルムを貼り合わせるラミネート加工や、多層フィルムを直接作る共押出加工があり包装の製造技術として重要である。  しかしながら、環境対応におけるリサイクルの観点からは異種材料を多層化した包装材料はリサイクルしにくく逆行することになり対応策が求められている。そのためには、現状の軟包装が多層化されている理由や求められる要求品質を知り、更には製造技術であるラミネートや共押出を十分理解した上で多層化包装材料のリサイクルを考える必要がある。  本講演では、包装における多層化技術としてのラミネート技術と共押出技術を解説すると共に、多層化材料のリサイクルの方向性や動向、そしてその課題について初心者にも分かり易く解説する。

  1. 包装と多層化
    1. 包装の役割
    2. 包装に求められる機能
    3. 包装の多層化による機能up
    4. 多層化の方法 ラミネートと共押出
    5. 多層化包装の種類と用途
    6. 多層化包装の課題
  2. ラミネート
    1. 軟包装の設計
    2. 軟包装で使われるプラスチックフィルム
    3. 各種ラミネート方法の比較
    4. ドライラミネート
    5. 無溶剤ラミネート
    6. 押出ラミネート
    7. ラミネート包材の物性
  3. 共押出
    1. 押出加工技術
    2. 共押出加工技術
    3. 共押出フィルムの設計
    4. 共押出フィルムの接着
    5. 共押出フィムルの種類と用途
  4. 多層化包装と環境対応
    1. 包装の環境対応の動向
    2. 軟包装の環境対応策
    3. リサイクル技術
    4. リサイクルへの共押出の利用
    5. 軟包装リサイクルの課題

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