有害事象の評価について、とくに因果関係判断にかかる、個別症例の評価の考え方と集積検討の考え方

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本セミナーでは、個別症例および安全性集積データの見方と評価方法について、特に因果関係を考察する際のデータの見方に焦点を当てて詳しく説明いたします。

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この講座では、個別症例および安全性集積データの見方と評価方法について詳しく説明します。特に因果関係を考察する際のデータの見方に焦点を当てます。  また、安全性データを記述する際の文章作成のポイントや、ロジカルな文章の特徴とその重要性についても触れます。さらに、集積データを考察するための臨床データの解釈方法や解析手法、個別症例の評価と集積検討の違いについても解説します。  市販後に安全性の領域で行われるデータ集計は、多くの場合「観察研究」のデザインになります。解析手法や統計的な手法の話題にも触れますが、これらは統計や疫学の結果を得た際に、安全性の評価上どのようにデータを解釈するのかという観点から解説します。

  1. イントロダクション;安全性データについての報告書に記載する内容
  2. 難しいのは因果関係について
  3. 文章の強度を支える論理構成 (ロジック) について
    1. 根拠の強さが主張の強さを支える
    2. 根拠のデータを提示するだけは不可
    3. 分析・推論・主張が文書作成の本質
    4. データと主張のつなぎ目、それが問題
    5. ロジックの部分は「テンプレート化」しにくい
    6. 考察するには
  4. 安全性データの解釈の考え方、解析手法ごとの解釈のポイント
    1. 個別症例の評価と集積検討
    2. 市販後のデータを解釈する上で知っておきたい背景にある考え方
    3. 安全性の集積データは観察研究
    4. 観察研究の基本のデザインであるコホートスタディとケースコントロールスタディ
    5. 自己対照ケースシリーズの事例紹介
    6. 多変量解析、何をやっているのか、どう解釈するのか
    7. RMPの観点でデータを点検しよう
  5. アウトプットとしての文章、小手先のテクニックも重要
    1. AND と OR が混在する表現は要注意
    2. NOT 意図せず広く否定
    3. 「における」を排除しよう

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