ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎、分子設計と応用展開

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本セミナーでは、資源循環可能な新しい架橋樹脂として注目されているビトリマーについて取り上げ、ビトリマーのリサイクル性/自己修復性/強靭性向上に向けた最先端の取り組みを解説いたします。

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プログラム

第1部 結合交換性架橋樹脂 (ビトリマー) の特徴とSDGs関連技術への応用展開

(2025年5月20日 12:30〜14:00)

 本講座では、結合交換性架橋材料 (ビトリマー) について、既存の共有結合架橋材料や超分子架橋材料と比較しながら解説し、その基礎的性質を説明する。リサイクル性/修復性樹脂の最先端の取り組み・実用への応用についても紹介する。

  1. 研究背景:架橋樹脂に関して
  2. ビトリマーとは
    1. 結合交換型動的共有結合の概念
    2. 熱硬化性/熱可塑性樹脂との違い
  3. ビトリマーの物性的特徴と機能
    1. 結合交換特性に因んだ物性的特徴
    2. 結合交換特性に因んだ機能的特徴
  4. ビトリマーの様々な分子設計と物性制御
    1. 既報の分子設計の紹介
    2. 既報の物性制御法の紹介
  5. ビトリマーコンセプトの実用応用について
    1. 新規アップサイクル技術について
    2. 実用に関する課題

第2部 多糖類を原料としたビトリマーの特徴

(2025年5月20日 14:10〜15:20)

 近年、持続可能な社会を実現する観点から、リサイクル可能な高分子材料の開発が強く求められている。本講座では、植物の主成分であるセルロースなどの多糖類を原料としたビトリマーについて解説するとともに、これらの特徴について紹介する。

  1. 多糖類とは
  2. 多糖類を原料としたビトリマー
    1. 多糖類を原料としたビトリマーの分子設計
    2. 多糖類を原料としたビトリマーの特徴
    3. 多糖類を原料としたビトリマーの応用例
  3. まとめと今後の展望

第3部 イオン伝導性を有するビトリマー材料の開発とその特性

(2025年5月20日 15:30〜16:40)

 本講座では、結合交換性架橋材料 (ビトリマー) の中でも、イオン伝導性を示す材料の開発事例を解説します。特にイオン液体特性を有するビトリマーの基礎的性質や設計方法について説明します

  1. イオン液体 (IL) について
    1. イオン液体の特徴
    2. イオン液体の材料化
  2. 高分子イオン液体について
    1. 主な合成方法
    2. 高分子イオン液体の特徴 (高分子イオン液体イオンゲルの紹介含む)
  3. 主鎖型高分子イオン液体
    1. モノマー設計
    2. 合成方法
    3. 特徴的な物性
  4. イオン伝導性ビトリマー
    1. 既報の分子設計の紹介
    2. 高分子イオン液体系のビトリマーの設計と特徴
    3. 応用展開

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