三極薬局方に沿った定量NMR法と分析法バリデーション

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プログラム

第1部 医薬品の品質保証と定量NMR

(2025年5月20日 10:30〜12:00)

 医薬品の品質保証の基本は、有効成分と不純物の定量といえます。医薬品の品質保証分野において、定量NMRがどのように導入され、どのように応用されつつあるか。日本の定量NMR研究をリードしてきた研究者が、これまでの研究成果を踏まえ、定量NMRについて概説するとともに、今後の展望について話します。

第2部 定量NMRの基礎と実践

(2025年5月20日 13:00〜14:30)

 有機化合物の定量法としてのNMRの利用は、分析操作の利点や信頼性の高さなどから活用が広がっています。セミナーでは他の定量法との違いなど定量NMRの基礎的な理解に触れつつ、実際に分析を行う操作上のポイントについて解説します。

  1. NMRによる定量分析とは
    • NMRによる定量分析で、できること
    • NMRで定量分析ができるわけ
    • 分析法としてのこれまでと現状、そして期待
  2. 分析操作のエッセンス (1H-NMR, 内標準法を中心として)
    • 内標準法と外標準法
    • 試料調製
    • 測定
    • 処理・解析
  3. まとめ
    • はじめる準備

第3部 定量NMR法での分析法バリデーション

(2025年5月20日 14:45〜16:15)

 定量NMRはSIトレーサブルな定量手法であることから、昨今では医薬品分析分野にも広がりを見せており、その利用が増えるにつれてメソッドバリデーションの重要性が高まっている。本講演ではUSP General Chapter <731>などを参考にしたメソッドバリデーションを中心に、具体例をご紹介させて頂きます。

  1. Traditional Approachのご紹介
    1. 分析能パラメータ
    2. 直線性
    3. 併行精度
    4. 室内再現精度
    5. 真度
    6. 範囲
    7. 頑健性
  2. Enhanced Approach (AQbDを活用したライフサイクルアプローチ) のご紹介
    1. 分析法目標プロファイル:Analytical Target Profile (ATP)
    2. ステージ1 Procedure Design
    3. ステージ2 Procedure Performance Qualification (PPQ)
    4. ステージ3 Ongoing Procedure Performance Verification (OPP)
    5. デザインスペース:Method Operatable Design Region (MODR)
    6. 分析法管理戦略:Analytical Control Strategy (ACS)

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