眼科DDS技術動向と薬物放出デバイスの開発

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プログラム

第1部 最近の眼科DDS開発状況

(2025年5月29日 10:30〜12:30)

 主な眼科疾患と現行治療を踏まえ、通常の点眼剤では解決困難な未充足ニーズに関連する課題に対して、各社が眼科DDS技術を用いてどのように解決しようとしているかを最近の開発状況を交えてご紹介致します。また、製剤開発における重要と思われるポイントや将来の展望等もあわせてご紹介致します。これらの内容が新たな眼科製剤開発の一助になれば幸甚です。

  1. 主な眼疾患
    1. 前眼部疾患のご紹介と未充足ニーズ
    2. 緑内障のご紹介と未充足ニーズ
    3. 後眼部疾患のご紹介と未充足ニーズ
  2. DDS開発動向
    1. 前眼部領域
    2. 緑内障領域
    3. 後眼部領域
  3. 眼科DDS開発におけるポイント
    1. 点眼DDS
    2. DDS注射剤
    3. その他
  4. 今後の眼科DDS開発および治療トレンド
  5. まとめ

第2部 薬物放出機能を有するコンタクトレンズ型眼科DDSデバイス

(2025年5月29日 13:30〜14:45)

 演者は眼科手術を専門としているが、術中制御が困難な術後合併症が存在する。その中で最も忌み嫌われる合併症は術後眼内炎である。演者は術後眼内炎の発症抑制をきっかけとして眼科DDSデバイスに取り組んできた。その目標は眼内薬剤 (抗菌薬) 濃度の上昇に尽きる。本セミナーでは眼内抗菌薬濃度の上昇とDDSデバイスについて紹介し、さらに今後のロードマップについて考察する。

  1. 眼科手術と術後眼内炎
  2. 術後眼内炎の現状と対策
  3. 眼科DDSの現状と問題点
  4. コンタクトレンズ型眼科DDSデバイスの現状と将来
  5. まとめ

第3部 後眼部疾患用の薬物徐放デバイス

(2025年5月29日 15:00〜16:00)

 ヒトでは感覚入力の約80%が眼からの入力であるため、失明に繋がる慢性網膜疾患を罹患するとQOLの著しい低下を招く。しかも、網膜疾患は高齢者に多く、超高齢化社会を迎えた我が国では網膜疾患の治療法開発が喫緊の課題となっている。網膜疾患の治療を困難にしているのは薬物が後眼部に到達しにくい点が挙げられる。本セミナーでは、網膜疾患を対象としたドラッグデリバリーシステムについて紹介する。また、難治性網膜疾患の根本的治療策として期待される網膜下への細胞デリバリーシステムについても触れる。

  1. 後眼部疾患
  2. 後眼部を対象としたDDS
  3. 経強膜DDS
    1. カプセル型デバイス
    2. シート型デバイス
  4. 市場規模
  5. 網膜下への細胞デリバリーシステム

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