公益社団法人日本広告審査機構 (JARO) は、広告・表示に関する苦情や意見等を受け、法令等に照らして適正か否かを審査するとともに、一般消費者に誤認されるような表示の問題があれば広告主に連絡し、自主的な改訂を働きかける活動をしている民間の自主規制団体。問題となった広告・表示に関連する法令で比較的多いのが景品表示法、薬事法であり、医薬部外品や化粧品等の場合はさらに医薬品等適正広告基準が関わる場合もある。今回お話しするのは、JAROで審査した広告事例について法令上何が問題であったかをご説明し、表示上の留意点を解説することに主眼を置いた内容である。