スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識

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本セミナーでは、噴霧乾燥の基本から対象物に応じた最適な装置・方法を解説いたします。

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プログラム

スプレードライヤの特色や基本原理に重点を置いて解説します。希望する製品を生産するためにはスプレードライヤについて理解を深めることが重要です。特に微粒化方式 (各種ディスク、各種ノズル) についてはそれぞれ特色があり、対象物による最適な装置や方法について解説します。また、様々なトラブルに関する対応方針について実例を交えて紹介し、さらに各種スプレードライヤの応用技術を紹介します。

  1. 噴霧乾燥の基本原理
    1. スプレードライヤの特長
      • スプレードライの工程
      • スプレードライヤが使われる理由・課題
      • 乾燥と造粒
      • スプレードライヤで乾燥しにくいサンプル
      • スプレードライヤの特長 (まとめ)
      • スプレードライヤを用いた造粒の目的・利点
    2. スプレードライヤの製品
      • 各種製品例
    3. 微粒化の利点
    4. スプレードライ粒子の乾燥過程
      • 恒 (定) 率乾燥と減率乾燥
      • スプレードライ粒子の乾燥過程
  2. スプレードライヤの微粒化機器
    1. 微粒化機器の特長と選定方法
      • 微粒化装置 (アトマイザ) の各種方式とその比較
      • 各種微粒化装置の処理量 vs 粒子径
      • 微粒化過程の形状変化
      • 回転ディスクと二流体ノズル
    2. 回転ディスク
      • 各種噴霧微粒化ディスクの特長
      • 回転ディスク (円盤) 式アトマイザ
    3. 圧力ノズル
    4. 二流体ノズル
      • 二流体ノズルの構造、特長・留意点
    5. その他の微粒化機器
      1. 加圧二流体ノズル
        • 加圧二流体ノズルのねらい
        • TJノズル、RJノズル、四流体ノズル
        • 従来の二流体ノズルの課題
        • TJノズル、RJノズルの特長
        • TJノズル、RJノズルの構造、微粒化機構
  3. スプレードライヤの計画
    1. スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算
    2. スプレードライヤ本体・付帯設備の検討
      • スプレードライヤ設計における注意点
      • 並流型
      • 向流型
      • 並向流型
      • 計画における検討項目
    3. 乾燥テストとその評価
      • 乾燥テストとその評価方法の基本的な考え方
  4. スプレードライヤの運転操作
    • 乾燥条件と製品に与える影響 – 出入口温度と風の流れ -
    • 噴霧乾燥による液滴の形状変化
    1. 製品粒子径のコントロール
      1. 回転ディスクの場合
        • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
        • 加圧ノズルの場合
        • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
        • 二流体ノズルの場合
        • 製品粒子径のコントロール指針と留意点
    2. 製品水分
      • 製品水分のコントロール指針と留意点
    3. かさ密度
      • 製品かさ密度のコントロール指針と留意点
    4. スプレードライヤの造粒について
    5. トラブル対策
    6. 装置運転・製品評価についての注意点
      • サイクロンについて
      • 簡易的な判定法
  5. スプレードライヤのスケールアップ
    1. スプレードライヤにおけるスケールアップの考え方
    2. 回転ディスク方式におけるスケールアップの考え方
    3. スケールアップにおける問題点
  6. スプレードライヤの応用・関連技術
    1. 流動造粒スプレードライヤ
    2. クローズドスプレードライヤ
    3. スプレーバッグドライヤ
    4. マイクロカプセル
  7. 質疑応答

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