近年医薬品の品質問題が多くみられるようになった。特にジェネリック医薬品に関する問題が多い。医薬品は人体に直接投与されるので品質に関しては特に注意すべき点である。品質に関して特に注目されるのは不純物である。不純物の取り扱いを疎かにすると思わぬ事態に発展し企業の存続に影響を及ぼすケースも出てくる。最近バルサルタン問題で明らかになったようにニトロソアミンの混入が大問題となり、他の製品からも検出されたことより厳しい監視下に置かれるようになった。遺伝毒性不純物の取り扱いはICH Q11の中でも明示されるようになり、ICH M7の取り扱いに配慮することが必須となった。品質問題を起こさない生産のプロセス開発や不純物の取り扱い方による問題解決、規制当局への対応等ICHやPIC/S GMPガイドラインを理解して取り組むことが問題解決の糸口になる。
本セミナーでは、不純物に関する理解を深め問題を起こさない製造が出来る体制を確立する方法を分かり易く解説します。
- 医薬品における品質保証体制の在り方
- 品質保証システムの確立
- 品質部門の責任
- QAと医薬品製造管理者
- GMP/GQPの位置づけ
- 医薬品開発ステージの流れ;ジェネリック医薬品
- 医薬品とGMP
- GMPの主要な項目と目的
- GMP3原則とGxP
- GMPに適合した原薬とは
- ICHに関する話題
- ICHの歴史と目的
- ICH Q7,Q9,Q10,Q11,Q13
- ICH Q11を基にした出発物質の決め方
- 出発物質の特定と妥当性、出発物質の規格設定に何を考慮することが重要か
- CAPAシステム
- PIC/S の動き
- 日本の加盟に伴う変化
- 今後の動向
- サイトマスターファイルとは
- PIC/S GMPについて
- 医薬品製造方法の確立と許容範囲の決め方
- 製法確立の時期
- 数値設定の理論性
- 数値設定の根拠とは
- キャリブレーションの実施
- 重要工程パラメータ
- プロセスパラメータと重要パラメータの特定
- 重要パラメータの例
- プロセス開発の重要性と問題点
- CMCとは;Module 3の取り扱い
- 治験薬GMP製造における許容範囲
- 治験薬の品質管理における留意点
- 治験薬GMPにおける製造法と許容範囲
- 製造方法確立と出発物質の特定
- 出発物質の決め方;ICHQ11の考え方
- 出発物質の選定と妥当性
- 出発物質の規格設定には何を考慮することが 重要か
- 残留溶媒に関する課題
- 遺伝毒性不純物
- ICH M7の適用範囲と現場への落とし込み
- 遺伝毒性不純物に対するレギュレーション
- 遺伝毒性不純物の分類及び管理措置
- アラート構造の一例
- 製造工程由来不純物と分解物の管理
- ニトロソアミン類の問題と規制当局への対応
- 元素不純物
- ICH Q3Dと第十八改正薬局方
- 元素不純物の安全性評価
- 元素の分類
- 元素不純物のリスクアセスメント及び管理
- 変更管理の目的;変更は必ず発生する
- 変更ランク付けと処理方法
- 日、米 EUにおける変更申請区分
- 変更管理;重大な変更事例
- ジェネリック医薬品業界の動向
- ジェネリック医薬品業界の動向
- ジェネリック医薬品の品質問題
- 当局への対応;重要度に応じた対応の仕方
- GMP適合性調査申請資料の内容;製造工程に関する資料
- 製造所査察における対応
- 製造販売承認書との齟齬
- まとめ
案内割引・複数名同時申込割引について
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