本セミナーでは、車載利用への期待が高い電気二重層キャパシタについて基礎から今後の利用拡大の可能性までを解説いたします。
(超小型~大型EDLC、LiCの新技術と応用動向)
(2012年10月4日 10:30〜12:00)
この2年間に、iphone、ipadの高性能化やHEV、EVが世界的に実用化を迎え、二次電池が大型化され、二次電池の火災が世界的に報道され、その対策が急務である。この解決手段は、種々あるが、EDLCの応用や種々の新技術の導入で、二次電池の火災は、大幅に軽減される。 演者は、種々電池、キャパシタの開発実用化を行い、この経験から二次電池、EDLCの大型化に必須の重要要素技術を紹介し、次世代iPhone、iPadやHEV、PEV、大型産業用機器に応用可能な重要要素技術を解説し、その実用化例を紹介する。
(2012年10月4日 12:45〜14:15)
電気二重層キャパシタは、内部抵抗が低く充電放電特性が大変優れている。充放電のメカニズムに化学反応をともなう、二次電池とは異なり、短時間でのエネルギーの平準化性能では劣化が少ないことをあわせて大変優れている。 日本ケミコン株式会社では、電気二重層キャパシタの優位性に着目し、電気二重層キャパシタの実用化を進めてきた。自動車産業のCO2排出量削減の取り組みから、電気二重層キャパシタの性能が着目されており実用化が進んでいる。 車載用途を目的としたときの電気二重層キャパシタの性能の要求と、それを実現するポイントとなる技術について紹介をする。
(2012年10月4日 14:30〜16:00)
マツダは,技術開発の長期ビジョンであるサステイナブル“Zoom-Zoom”宣言に基づき, 「ビルディングブロック戦略」を推進している。 新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY (スカイアクティブ テクノロジー) 」で,クルマの基本性能となるパワートレインの効率改善や車両の軽量化などのベース技術を徹底的に改善し,段階的に電気デバイス技術を組み合わせて,CO2の総排出量を削減していく。 そのSTEP2となるクルマの減速時に発生するエネルギーを電気として回収し,クルマが必要とする電気エネルギーとして再利用する新たな減速エネルギー回生システム「“i-ELOOP”」 (intelligent energy loop) を開発した。 今回、その「ビルディングブロック戦略」のSTEP2となる電気二重層キャパシタを用いた減速回生技術「“i-ELOOP”」について技術紹介する。