世界的にカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの重要性が叫ばれている中、廃プラスチックの再資源化が注目されています。使い捨て容器包装の生産と消費や減らず、漂着ゴミやマイクロプラスチックの増加による海洋汚染は地球規模課題として認識されつつあります。一方、化石燃料の依存から脱却し、脱炭素社会を形成するためには、廃プラスチックの再資源化とともに、代替素材の開発が望まれる。
本セミナーは、これらの課題を解決すべく、国内外における廃プラスチックリサイクルの現状と課題をわかりやすく解説した上で、今後、脱炭素と持続可能な資源循環のために、動脈産業と静脈産業か如何に連携して廃プラスチックリサイクルを進めていくべきかを、容器包装や自動車などの具体的な事例を挙げて説明します。特にテラヘルツ波を利用したプラスチックの選別装置開発の状況を、容器包装廃棄物、使用済み自動車、被覆電線などを事例に紹介します。本セミナーでは、これらの課題ついて文理融合・分野横断のアプローチを紹介するとともに、廃プラスチックの選別と適正な再生原料生産のための基礎知識を養うことを目的としており、新しいプラスチックリサイクルの技術開発の可能性を提示します。
- はじめに
- 脱炭素と循環経済社会に向けて
- 廃プラスチック問題の主な論点
- 国内外におけるプラスチックリサイクルの現状と課題
- 小括
- プラスチックリサイクルの課題
- プラスチックの多様化・複雑化
- 廃プラスチックの選別技術
- 廃プラ選別における領域マップ
- 再生プラスチック生産の悩み (動脈産業と静脈産業)
- 新しいプラスチック選別技術の可能性
- テラヘルツ波とは?
- 反射率と透過率
- 新しいプラスチック選別技術の開発
- プラスチックのテラヘルツスペクトル
- テラヘルツ波の測定イメージ
- 識別アルゴリズムの開発
- 機械学習による選別効果
- 持続可能なプラスチック資源循環の課題と展望
- 再生資源の回収ルートの多様化 (独自回収ルートの増加)
- リサイクル協力行動
- 社会実験による容器包装廃プラスチック回収・選別実験
- 国際資源循環の新しい動向
- 資源循環のネットワーク化とカーボンニュートラル
- 使用済み自動車由来のプラスチックリサイクルの現状と課題
- 高周波数による小型家電プラスチック測定
- 被覆電線の材質識別の課題と可能性
- 再生プラスチックの定義と標準化の重要性
- 持続可能な資源循環 (資源循環ネットワーク) のポテンシャル
- 総括
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- 視聴期間は2025年4月1日〜14日を予定しております。
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