近年、製品が安全であることや不具合が少ないことは、付加価値ではなく当たり前のことだと認識されるようになってきました。もし、消費者の期待を裏切るような低い品質の場合、ネットショップの製品レビューやSNSなどによって瞬く間に拡散してしまいます。品質を確保する取組みが、かつてないほど重要になっているといえます。特に強度に関わる不具合は安全面の問題に直結し、リコールにつながることもあります。強度設計に関するスキルは、設計者が学ぶべきことの中で最も優先順位が高いテーマの一つだといってよいでしょう。
一方、強度設計のスキルを身につけようとすると、材料力学や材料学、信頼性工学など非常に多くのことを学ぶ必要があることに気づきます。多忙な業務の中、とてもハードルが高いと感じる技術者が多いのではないでしょうか。
本セミナーは、このような技術者向けに、強度設計の全体像を効率的に理解できるように構成しています。式の導出などは最低限に抑え、実務での強度設計ができるようになることを目指します。前半は強度設計に必要な材料力学の基礎、後半は材料特性やばらつきへの対応手法、デジタルツールの活用方法などを解説しています。実務で課題となりやすい金属材料とプラスチックの違いにも言及した上で、多くの例題を使いながらわかりやすく解説します。
- 強度設計に必要な材料力学の 基本はたったこれだけ
- 単位
- 力
- モーメント
- 支持条件
- 荷重/応力/ひずみ
- フックの法則
※例題を解きながら理解を深めていきます。
- 基本的な強度計算の方法 (1)
- 引張荷重/圧縮荷重
- 曲げ荷重
- はりの強度計算の進め方
- はりの種類
- 曲げモーメント
- 断面係数とはりに発生する応力
- 断面二次モーメントとはりのたわみ
※例題を解きながら理解を深めていきます。
- 基本的な強度計算の方法 (2)
- 剪断荷重
- ねじり荷重
- 座屈
- 応力集中
※例題を解きながら理解を深めていきます。
- 材料強度と強度設計
- 材料の基準強度
- 静的強度
- 応力 – ひずみ曲線
- 金属材料の強度
- プラスチックの強度
- 静的強度における基準強度の考え方
- 動的強度
- 疲労
- 衝撃
- 環境的影響
- ばらつきへの対応と デジタルツールの活用
- ストレンス – ストレングスモデル
- 材料強度のばらつき
- 許容応力と安全率
- CAE
- 生成AIの活用
受講特典
講師の著書:「 わかりやすーい強度設計実務入門 基礎から学べる機械設計の材料強度と強度計算 」 (日刊工業新聞社) を進呈いたします。

受講者の声
- 強度計算、強度設計に関する知識を感覚的に捉えることができ実務にすぐ活かすことができそうです。ありがとうございました。
- 参考になりました。各ページにて著書のどこを見ればいいかなどが書いてあり、分かりやすかったです。
- 仕事で必要な知識を学べたのでとても良かったです。 非常に分かりやすくためになりました。
- 有意義に学べました。ありがとうございました。講師の話は非常に分かりやすくよかった。
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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テキスト送付に係る配送料
ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
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- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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ライブ配信セミナーをご希望の場合
- セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
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- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
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- アーカイブ配信の視聴期間は2025年6月3日〜9日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は別途、送付いたします。