ヒトにおける薬物動態予測 (2) in vitroデータとPBPKモデルからの予測

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーでは、薬物動態解析の基礎となるコンパートメントモデルについての講義と演習を行います。

日時

開催予定

プログラム

本セミナーでは、生理学的薬物速度論 (PBPK) モデルを用いたin vitroからの予測を解説します。動物からの予測は、経験則であり、メカニズムに基づいたものではありません。一方、PBPKモデルを用いた予測では、生体の実組織と対応させ、血液で薬物を循環させ、代謝やトランスポーターによる取り込みや排出等、生体を模倣したモデルを用い、メカニズム基づいた予測を行います。PBPKモデルは、メカニズムに基づいているため、肝障害時や、併用薬投与時等の変化の予測も可能であり、PBPKモデルでの予測は、いくつかのガイドラインで推奨されています。しかし、PBPKモデルも万能ではなく、解決しなければならない問題点も多くあります。本セミナーでは、肝ミクロソームでの代謝試験から血中濃度推移を予測するまでの一連の流れを演習問題で経験していただきます。効率的な医薬品開発に向けて、動物からの予測とin vitroからのPBPKモデルによる予測の特性を理解し、両者の使い分けを考える機会として利用していただければと思います。

  1. 医薬品の開発とヒト薬物動態予測
  2. ヒト予測関連ガイドライン
    • 日米欧の初回投与量推定のガイドライン
    • ICH-M3
    • マイクロドーズ臨床試験
    • 生理学的薬物速度論モデル
  3. ヒト予測法 (講義と演習)
    1. 動物からヒトへ
    2. in vitroからin vivoへ
      • 生理学的薬物速度論
      • 組織モデル
      • 必要なパラメータと求め方と計算法 (in vitro, in silico)
      • 肝クリアランス予測
      • 分布容積予測
      • 血中濃度推移シミュレーション
  4. 消化管吸収・代謝・バイオアベイラビリティ
    • 吸収予測
    • 小腸アベイラビリティの予測
  5. 開発段階別予測法の使い分け
  6. 質疑応答

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

全2コース申込セット受講料について

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

ライブ配信セミナーについて