インクジェットインクの基礎と最新技術動向

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インクジェット技術は、エレクトロニクス、機能性材料、捺染、3Dプリントなど多岐にわたる分野へと拡大しています。
本セミナーでは、インクジェットインクの基礎から水性・UV・ソルベントインクの概要とシステム設計、要求性能に合わせたインクの設計、最新の技術動向、特許情報を基にした市場のトレンドや注力企業の動向を詳しく解説します。
インクジェットインクの応用展開については、デバイス (有機EL・導電性材料) 、セキュリティ・機能性インク、デジタル捺染、立体形成・加飾などの企業の特許出願状況や展開例を取り上げ、インク設計の具体例や市場競争の状況について解説いたします。

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プログラム

家庭やオフィス用のプリンタは、インクジェット用紙や普通紙を対象としており、使用するインクについては、ほぼ完成の域に達している。現在では、インクジェットヘッドの進化もあり、商業印刷への事業展開が主戦場であり、各社が鎬を削っている。インクの生産量も飛躍的に拡大している。  一方、印刷物としての紙への記録以外の応用展開も活発である。特にコロナ禍以降は、その傾向が顕著である。以下の4つの応用分野に大別される。

 本セミナーではまず、全体的なインクジェットインクの基礎知識から、要求性能とその対応について、やや深く、俯瞰的に、言及する。インクの次世代技術の中核となっている応用展開については、直近5年間の公開及び登録件より抽出した約1500件について、詳細に解析し、より具体的な展開項目と注力企業について紹介する。

  1. インクジェット技術の現状
    1. インクジェット技術の変遷
    2. インクの分類と概要
      1. 水性インク
      2. UVインク
      3. ソルベントインク
    3. システム設計 (ヘッド、プロセス)
    4. 化学物質の管理
  2. インクジェットインク関連の最新特許動向 (2016年〜2023年)
    1. 特許状況
    2. 有力企業情報
  3. 水性インクジェットインク設計 (ラテックスインク等)
    1. 要求性能とその対応 (画質、吐出、信頼性 等)
    2. 構成材料の現状と選定の指針 (色材、溶剤、樹脂、添加剤)
  4. 実践インク設計 メデイア別インク設計の考え方
    1. 普通紙対応インク
    2. 塗工印刷紙 (オフセット紙) 対応インク
    3. 軟包装対応インク (白インク設計を含む)
  5. 応用展開分野 インク技術動向
    • 応用展開抽出の公開/登録特許解析 (全1501件) (期間 2019.3Q – 2024.2Q)
      1. デバイス 対応 (517件 122社)
        1. 中分類 (7分野)
        2. 有力企業動向 (TOP 12)
      2. 情報/機能 対応 (156件 47社)
        1. 中分類 (8分野)
        2. 有力企業動向 (TOP 12)
      3. 捺染 対応 (426件 42社)
        1. 中分類 (8分野)
        2. 有力企業動向 (TOP 13)
      4. 立体/加飾 対応 (402件 116社)
        1. 中分類 (7分野)
        2. 有力企業動向 (TOP 8)
  6. まとめ

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