いま、エンジニアの皆さんには、思考のパラダイムシフトが求められています。これまで 「発生した問題を分析し、課題を解決する」 ことが主要な役割とされてきたのではないでしょうか。
- これまで:「問題を解くエンジニア」
- 例えば:品質管理 → 不良品を減らすために原因を特定し、対策を打つ
- 製造技術 → 生産効率を上げるために、設備の最適化や工程改善を行う
- 研究開発 → 既存技術を改良し、顧客ニーズに応じた製品を生み出す
これらは「ロジカルシンキング」に基づいた思考であり、問題が発生した後に論理的に解決策を導くアプローチです。
しかし、AIやデジタル技術が進化する中で、「問題解決だけでは価値を生みにくくなっている」のが現実です。
今後、エンジニアに求められるのは 「まだ誰も気づいていない問題を発見し、新たな価値を創る」 ことです。つまり、「問題を解決する」だけでなく、「新たな問題を定義する」ことができるエンジニアが価値を持つ時代になっていると考えます。
- これから:「問題を創るエンジニア」
- 例えば:品質管理 → 「この品質基準は本当に最適か?」「品質の概念自体を変えられないか?」
- 製造技術 → 「もっと根本的に製造プロセスを再構築できないか?」
- 研究開発 → 「そもそもこの技術の本質的な価値は何か?別の分野で応用できないか?」
これらは 「クリティカルシンキング+ラテラルシンキング (水平思考) 」 を組み合わせた発想法になります。「ロジカルに問題を解く」だけでなく、「そもそもその問題を設定すること自体が最適なのか?」を問い直す力が求められるのです。
本セミナーでは、これらの視点・思考を身につけることで、エンジニアとして「言われたことを解決する」立場から、「未来の技術を構想し、提案する」立場へシフトしていただくことを狙いとしています。
- トリプルシンキング活用のススメ! 〜論理的思考だけでは不十分〜
- ロジカルシンキングだけで満足していませんか?
- クリティカル・ラテラル・ロジカルシンキングはどう使い分けるのか?
- 事例を通して思考する;失敗の9割は「異常」を見逃したことに起因する
- 事例を通して思考する;そもそも「異常」とは何か?異常を見逃さない思考・個人になるには?
- 実践ワーク
- 問題の定義を変えろ! 〜3つの思考における必須フレームワークと実践〜
- クリティカル・ラテラル・ロジカルシンキングを応用する
- 「何が問題か?」を特定する
- 「本当に問題か?」を問い直す
- 「この問題の枠を超えられないか?」を想像する
- 「仮説思考」を徹底的に鍛えろ! 〜100%のデータは存在しない〜
- 「仮説思考とは?」
- データに頼りすぎるな!仮説思考で「90%の正解」を先につかめ
- 「正解を求めない」 → 「90%の自信で決める訓練」
- 実践ワーク
- ロジックを超えた発想力を鍛えろ! 〜「ものづくりエンジニア」から「価値を創るエンジニア」へ〜
- 「価値を生むエンジニア」とは何か?
- 0→1を生むための「ラテラルシンキング (水平思考) 」
- イノベーションを生むのは 「ロジカルな矛盾」
- 実践ワーク
- AI時代に生き残るための「思考の武器」を手に入れろ! 〜AIにはできない仕事とは〜
- AIのロジック vs. 人間のクリティカルシンキング
- 「エンジニアの思考アップデート」3つの原則
- AI時代に生き残るエンジニアの条件は?
- まとめ
- 質疑応答
受講者の声
- コミュニケーションで悩むことが多かったのでとても参考になりました。悩みの多くが解消できそうですので実践したいと思います。
- 自分の普段のコミュニケーションの視点が大きく変わりました。明日から早速取り入れていきたいと考えます。
- 理解はできたが、実践するにはトレーニングが必要であると感じた。まずは、意識して実践できるところから取り入れたい。
- 分かりやすい内容でした。演習があり実践を通じて学ぶことでイメージが掴めたと思います。
- 実践的でよかった。演習で自分事にできたので、今後の意識して使いながらで自分のものにしたい。
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
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