施設園芸・植物工場におけるスマート化・先端技術導入の最新動向

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本セミナーでは、施設園芸・植物工場分野におけるICT・AIの活用や、施設園芸・植物工場分野への新規参入・ビジネス展開について詳解いたします。
コロナウィルスによる農業生産への影響や、コロナ禍におけるスマート農業の現状と今後の展望についても解説いたします。

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プログラム

国の施策として急速に展開されているスマート農業について、施設園芸・植物工場 (太陽光型) 分野に絞り、そこに至った道筋と開発された要素技術、現状の製品群や開発成果、先端技術の導入と地域展開例、今後のビジネスチャンスについて系統的な内容でセミナーを開催いたします。  講師は施設園芸・植物工場分野での約40年の業務経歴の中で、自動化、装置化、人工環境利用などでの技術開発と、国内外の事例調査や経営支援に関わってまいりました。本セミナーではスマート化に関わる環境制御システム、AI、ロボット、エネルギー利用等の導入例を紹介し、ビジネスとしての可能性を検討してまいります。また昨今の気象変動や資材・燃料価格高騰、労働力不足等の環境変化の中での、今後の野菜を中心とした国産農産物生産と施設園芸・植物工場分野の在り方についても検討をしてまいります。

  1. 施設園芸・植物工場とスマート農業の現状
    1. 施設園芸・植物工場の現状と展望
      1. 面積・個所数推移
        • 園芸施設面積と植物工場数
        • 品目動向
        • 法人経営体と規模拡大
      2. 最近の動向
        • 生産コスト・設備コスト高騰
        • 気候変動
        • 労働力不足
      3. 出荷販売環境の変化と今後の展望
        • 業務需要
        • 品目展開
        • 価格転嫁・高騰
        • 物流対策
    2. 農水省の施策とスマート農業加速化
      1. 次世代施設園芸の地域展開 (全国10拠点での大規模施設実証とICT・地域資源活用)
      2. スマート農業実証プロジェクトとデータ駆動型農業の実現への流れ
        • スマート農業法と技術導入
        • 新たな生産方式の取り組み
      3. みどりの食料システムにおけるゼロエミッション化
        • 化石燃料削減の方向性
        • 生産性との両立
        • エネルギーに関する技術開発
  2. スマート農業の要素技術と生産性向上
    1. ICT利用による施設生産性向上
      1. モニタリングと環境制御装置の普及拡大
        • 分散型
        • 統合型
        • クラウドサービス
      2. 経験と勘と手間からの脱却 (AI計測制御、機械的制御から植物情報を利用した制御)
      3. 施設生産性向上策
        • エネルギー投入と省エネ化
        • 生育・収量予測と販売戦略
    2. ICT利用による労働生産性向上
      1. 生産管理と労務管理への導入
        • 作業記録と分析
        • 標準と計画策定
        • 従業員評価
      2. 労働生産性向上策
        • 労働環境・組織整備
        • 人材育成
        • 農福連携
      3. 生産管理システム事例
        • 作業管理
        • 労働衛生管理
        • 生産法人での導入例
    3. 自動化省力化による生産性向上
      1. 自動化省力化の現状
        • 自動防除
        • 自動選果
        • 搬送台車類
      2. 新たな自動化省力化の技術開発 (収穫ロボット)
      3. 新たな設備設計
        • ハウス内レイアウト
        • 自動搬送
        • リノベーション (既設施設活用)
  3. 事例紹介と今後の展開
    1. スマート化・技術導入の事例紹介
      1. イチゴ栽培での生産、収穫、出荷までの一元管理 (A農場)
      2. トマト栽培での夏越し栽培の挑戦とエネルギー削減 (B農場他)
      3. 地域でのICT活用による生産性向上 (C県)
    2. 今後の展開
      1. データ活用面の展開 (データ連携による生産から販売への展開)
      2. エネルギー利用面の展開 (地域資源・廃熱廃ガスの活用)
      3. 国外への展開 (各国の動向と国内技術展開の可能性)

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