高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法

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本セミナーでは、屈折の基礎、ポリマーの屈折率の測定方法、ポリマー材料の合成方法、屈折率の評価について解説いたします。
また、今後の高屈折率材料を開発するための新規ポリマーの分子設計指針についての考察を解説いたします。

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プログラム

ポリマーの屈折率は、ローレンツ・ローレンツの式で表されるように、ポリマーを構成する分子屈折率と密度に依存される。ポリマーの屈折率を上昇させるには、分子屈折率の高い元素をポリマーの骨格に導入するか、ポリマーの密度を高めることによって達成される。ポリマーの屈折率を測定するには、シリコンウエハー上にポリマーを成膜させ、エリプソメーターで測定することが可能である。しかしこの方法で測定可能だからとしても、高屈折率材料として必ずしも応用可能となるわけではない。高屈折率材料の用途に応じた分子設計や測定方法を選択するする必要がある。  本セミナーでは、高屈折率材料の応用を踏まえた分子設計方法について、ポリマーの合成法から解説する。

  1. ポリマーの屈折率の測定方法
    1. 屈折率の原理
    2. アッベ数
    3. 測定方法
  2. 高屈折率ポリマーの開発例
    1. プラスチックレンズ材料の開発例
    2. ストランドの作成方法
    3. マイクロレンズへの応用
  3. 含硫黄ポリマー
    1. 合成法
    2. 性質
    3. 屈折率制御
  4. 特殊構造高分子とそれらの物理的特性
    1. ケイ素元素を有する高密度なポリマーの合成
    2. 屈折率特性
  5. 高アッベ数ポリマーの分子設計
    1. 原理
    2. 分子設計方法
  6. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
    1. 合成法
    2. 屈折率と性質
  7. 含ヨウ素ポリマーの合成と屈折率1.8以上のマイクロプラスチックレンズ材料の可能性
    1. 合成法
    2. 屈折率と性質
  8. 屈折率変換材料の開発
    1. 合成法
    2. 屈折率変換の原理
    3. 測定
  9. 質疑応答

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