欧州ELV規則案の解説と自動車、家電分野のプラスチックリサイクル技術動向

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本セミナーでは、サーキュラーエコノミーに向けた欧州ELV規制とその改正案、 自動車、家電におけるプラスチックリサイクル技術を解説いたします。

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プログラム

第1部 EUのELV規則案の概要

(2025年3月27日 11:00〜12:00, 13:00〜14:00)

 EU (欧州連合) では、2000年に発効した使用済自動車指令により、自動車リサイクルの制度化がされている。 それから20年を経て制度の見直しの議論が出てきており、2023年にそれらをまとめた使用済自動車規則 (ELV規則) 案が示されている。 現行のEUの制度では、使用済自動車の流通が適正にコントロールできておらず、無視できない数の自動車が行方不明になっている。 また、この20年の間にサーキュラーエコノミーの考え方が広まり、その流れに沿った制度改正の案が求められている。 それには再生資源の利用目標などのこれまでになかった新しい提案もされている。  本講演では、ELV規則案について入門的な紹介をしつつ、演者の見解を解説する。

  1. EUの使用済み自動車の特徴
  2. サーキュラーエコノミーの動き
  3. 行方不明車問題とその対応
  4. 目標値の設定
  5. まとめ

第2部 自動車におけるプラスチックリサイクル技術動向

(2025年3月27日 14:10〜15:10)

 自動車リサイクル法が2005年に施行されて約20年が過ぎ、昨今では、温室効果ガスの排出をゼロにしていくカーボンニュートラルが求めており、環境に優しいリサイクルが求められている.  本講座では、使用済自動車の再資源化フローやプラスチックリサイクルの現状を説明し、自動車プラスチックに関わるリサイクル技術の動向や軽量化材料であるCFRPのリサイクル技術について解説する.また、リサイクルを実行していくうえでの技術以外の課題についても述べる.

  1. 自動車を取り巻く環境
    1. カーボンニュートラルとリサイクル
    2. 自動車へのプラスチック適用状況
  2. 自動車の再資源化
    1. 自動車リサイクル法と規制動向
    2. 現状の再資源化フローとプラスチックリサイクル
  3. 自動車プラスチックのリサイクル
    1. リサイクル技術
    2. CFRPリサイクル技術
    3. 海外のリサイクル技術
  4. まとめ

第3部 使用済み家電から回収されるプラスチックの高度選別技術と水平リサイクル

(2025年3月27日 15:20〜16:20)

 家電混合プラスチックからPP、PS、ABSを高純度で分離する高度選別技術と回収したプラスチックを家電製品に再利用するための要点について解説する。

  1. 家電リサイクルで回収されるプラスチック
  2. 家電混合プラスチック高度選別技術
  3. 量産プラントにおける品質管理の実際
  4. 家電製品に再利用するための要点
  5. 製品適用事例
  6. 今後の取り組み

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