プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術

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本セミナーでは、プラスチックの疲労破壊について取り上げ、破壊の本質から材料強度の基本的な考え方、欠陥の重要性、破壊のメカニズム、脆性破壊の怖さ、長期寿命予測法まで解説いたします。

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プログラム

工業製品の故障や事故の8〜9割は疲労劣化が原因と言われており、我々の生活を安全に持続させるには避けて通れない永遠の課題である。これまでの工業製品は金属材料が主に用いられてきたが、近年は、易成形性、デザイン性、軽量化、低コストのメリットを生かしてプラスチックがあらゆる分野で利用されている。近年は金属代替として強度構造部材の分野にも広がりを見せており、長期耐久性や信頼性の確保が益々重要になってきている。  本講座ではまず破壊の本質について述べる。最弱リンクモデルによる材料強度の基本的な考え方や欠陥の重要性、破壊のメカニズム、脆性破壊の怖さなどについて解説する。次に時間に依存する各種劣化について、具体的には疲労、クリープ、化学的劣化、中でも疲労が最も重要であることからこれにについて詳しく述べる。最後に総合的な応用として長期性能を維持するため、製品設計の段階で考慮すべき長期寿命予測法について解説する。また稼働中の機械装置を安全に長く使うため、健全性確保の観点から各種非破壊検査法について述べる。

  1. 破壊とは?
    1. 破壊の本質
    2. 最弱リンクモデル
    3. 破壊のメカニズム
    4. 破壊靱性
    5. 脆性破壊の怖さ
  2. 各種劣化の概説
    1. 時間依存型の破壊
    2. S-N曲線とマイナー則
    3. 疲労破壊の事故例
    4. パリス則
  3. プラスチックの寿命予測法
    1. 温度-時間換算則を用いた疲労寿命予測法
    2. 温度-時間換算則を用いたリニアクリープの変形予測法
    3. アレニウス則を用いた化学劣化寿命予測法
  4. 健全性評価技術
    1. 経年変化と信頼性確保
    2. 各種非破壊検査法の原理と測定例
    3. 全視野的な応力とひずみ測定

受講料

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