ピッカリングエマルションの基礎および製品への応用

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、乳化メカニズムやその安定化のキモとなる要素、開発事例について解説いたします。
また、最新の研究動向や活用事例を元に、今後のピッカリングエマルション技術の展開についても解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

微粒子を油水の界面に吸着させ、安定化するピッカリングエマルションは100年以上前に発見された技術である。従来の界面活性剤を用いた乳化方法とは異なるユニークな乳化特性、テクスチャー、安定性などを有しているにも関わらず、なぜ化粧品製剤への活用が進んでこなかったのか。本項では基本の乳化メカニズムやその安定化のキモとなる要素、弊社の開発事例について紹介する。また本講演では最新の研究動向や活用事例を元に、今後のピッカリングエマルション技術の展開にも触れていく。  ピッカリングエマルションを活用した研究を始められようとしている方も、現在活用検討中で課題を抱えている方もぜひご参加ください。

  1. ピッカリングエマルションについて
  2. ピッカリングエマルション安定化のキモとなる要素
    1. 油水界面への微粒子の吸着エネルギー (接触角)
      1. 微粒子の表面改質
      2. 油の種類の選択
    2. エマルション状態のコントロール
      1. 体積分率
      2. 作製フロー
    3. ピッカリングで安定化しやすい特殊な乳化領域
      1. Liquid – in – Air分散系
      2. マルチプルエマルション
  3. 耐水性を付与するO/Wサンスクリーン製剤の開発
    1. 研究の目的
    2. 粉体と海水の相互作用
      1. 表面電荷の低下
      2. シリカ微粒子同士の凝集
      3. 表面の疎水化
    3. ピッカリングエマルションを応用した日焼け止め製剤の開発
    4. 海で落ちない日焼け止めの評価
      1. 海水への流出量の評価
      2. 膜状態の観察
      3. 紫外線カット機能の評価
      4. 海水に触れることで紫外線カット機能を向上させる理由
  4. 二次付着レスを実現するW/Oファンデーション製剤の開発
    1. 研究の目的
    2. 塗布膜の構造
      1. 微粒子間に働く液架橋力
      2. 多孔構造の評価
    3. W/Oファンデーションへの応用
      1. 製剤化検討
      2. 安定性向上のポイント
    4. 二次付着評価
  5. 今後の技術の発展について
    1. ピッカリングエマルション最新の研究動向
    2. 活用事例のご紹介
    3. 化粧品技術として狙うべき研究領域について

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

ライブ配信セミナーについて