微細藻類は増殖速度が速く、農地と競合せず砂漠地帯や海水などの過酷な環境でも培養でき、小麦などのような輪作の制限がなく連作可能で、アルコールや、油分などの燃料を直接生産する種類があり、食料や健康食品、飼料、餌料などの高価な製品生産も可能です。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、微細藻類が再び注目を集めています。これまでにも、第二次世界大戦後には食糧生産として、20世紀末には地球温暖化対策として、また、宇宙開発や健康食品利用の分野で注目を集めてきた実績があります。
本講座では、微細藻類の基本的な特徴や用途、培養技術、新規参入のポイントに加え、過去の実績から最新の開発状況までを網羅します。基礎から応用まで、わかりやすく解説するため、これから微細藻類の活用を検討している企画部門の方や、実際に研究・実務を行っている方々にもおすすめの内容です。
- 微細藻類の特徴
- バイオマスとして
- エネルギー生産や炭素固定バイオマス
- 他の植物と微細藻類の比較
- 微細藻類の研究開発の歴史
- 微細藻類の用途
- エネルギー
- 生化学物質
- 健康食品
- 飼料、餌料
- 廃水処理
- 宇宙空間
- 事業化済、あるいは事業化が期待されている有用藻類
- クロレラ
- スピルリナ
- ドナリエラ
- ユーグレナ
- ポツリオコッカス
- 微細藻類の培養、取扱技術 (ラボスケール)
- 微細藻類の入手法
- 微細藻類培養設備
- 微細藻類の培養
- 微細藻類の光合成能力の測定
- 微細藻類のスクリーニング
- 大量培養技術と課題
- 屋外開放型培養槽 (レースウエイ型培養槽)
- 密閉型バイオリアクタ
- 屋外密閉型培養槽
- 側面出光型光ファイバー型培養槽
- LED照射濡壁塔型培養槽
- 培養槽の設計
- 事業化/新規参入のポイント
- 有価物の価格、ニーズ、市場
- 生産コスト
- 環境価値
- カーポンニュートラル
- 持続可能性
- 物質循環システムを構成
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